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俺は最強の力を手に入れた  作者: 鬼頭 雅紀
俺は最強の力を手に入れた 第六章「炎氷・決戦編」
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俺は最強の力を手に入れた 第62話「漆黒の闇」

記録 2023年8月26日 大量の悪用異能者及び改造人間による大規模テロが発生。異能者はそれぞれ甲府、奈良に分かれて出撃


 蒼木が姿を現し鬼頭は少し身構えるが、当然体は動かない。立つので限界だ

「まあそうビビるなくてもいいよ」

 蒼木は少しずつ近づいてきて右手を鬼頭の腹に添える

「いつでも殺せる準備ができてるようだな…」

「まあまあ、それより少し話そう…最後の会話になるからな」

「………」


被害 甲府にて半径38mの大規模なクレーターの発生。クレーターの周りは更地となる。その他にもビル倒壊、住居崩壊、大量の異能者、悪用異能者の死体が発見される


「お前がこっちに来たということは、壊植はやられたんだな…」

「ああ…」

「そうか…」

 蒼木は周りに転がる改造人間の死体を見る

「こいつらを瞬殺って…強すぎない?」


奈良では、大規模の森林崩壊、世界遺産の倒壊、大量の改造人間の死体が発見される


「まあ…」

「こいつらは改造人間の中でも上位クラスなんだけどな…。まあいいや。こっちのボスは?」

「ナンバー1にやられたよ…」


犠牲 一番星の中でも実力者が死亡または行方不明となっている

ナンバー1 本名五十嵐 守(いがらし まもる) 主犯と思われる人物と戦闘。その後行方不明となる


「負けたのか?」

「いいや、引き分けだ…最後は俺が封印した。だから俺を殺すとナンバー1もボスも復活しないぞ」

「ハハッ分かってるよ。だって…すべて計画通りだ」

「!?」

「すべてはボスの計画通りに動いている」

「ここまで読んでいたのか?」

「ああ…」

「マジか…」


ナンバー2 本名魔堂 練磨(まどう れんま) 敵の主犯の側近と戦闘。側近と共に死体となって発見される


「避難等は済んでいるよね?なら戦略はこっちの勝ち、戦闘はそっちの勝ち、この決戦自体は引き分けだ。こっちの改造人間はほとんどやられた。そっちの異能者も…そして一番星の上位3人を全員倒すことはできた」

「そっちの上位3人もな…」

 蒼木は鬼頭の後ろを確認する。すると小さな影がふすま越しに見えた

「! ………。こっちに迫ってくる人影が二名…そろそろ終わらせよう…」

「はぁ…やるならさっさとやれ」

「いや、一応聞くよ。最後に言い残すことはあるか?」

「………ーーーーーー。ーーー」

「ふっ」

 鬼頭が最後の言葉を遺し、蒼木は右手から炎を出す

(俺の死に時はここだった…後は任せたぞ。お前ら)

 そして鬼頭の体に炎が一気に走り、一瞬にして鬼頭は燃えカスとなった


ナンバー3 本名鬼頭 雅太(きず まさた) 敵の主犯の後継者を名乗る人物と戦闘。その後行方不明となるが奈良の東大寺にて焼死体となって発見される

 

 蒼木が立ち去ろうとした瞬間ふすまが開き津川と鉄沢が現れた

「おっ…」

 そして二人で燃えカスを確認した。そこには鬼頭が持っていたお守りが入っていた

「あれは…」

「………」

「あっこれ、鬼頭君だったもの」

 蒼木は笑顔でそう答える。そして津川と鉄沢は怒り狂い、異能を暴走させた

「テメェ!!!!」

「許さない!!!!」

「ふふっ」

              第62話END

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