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俺は最強の力を手に入れた  作者: 鬼頭 雅紀
俺は最強の力を手に入れた 第六章「炎氷・決戦編」
52/81

俺は最強の力を手に入れた 第52話「準備の一ヵ月」

 鬼頭はSTaRSの会議室にいた

「どうして決戦が8月26日だと…」

「あっちの組織のボスとは一度戦ったことがある。そいつはとても几帳面。だから不意打ちとかはなく決戦の時間がちゃんと決められているのではないかと思ったんだ」

 ナンバー5に質問されナンバー1は答える

「そして調べてみたらこの映像の最初の8秒26のところだけ何も映らなかった」

「それだけ?」

「ああ。だがあいつはそれだけで戦闘を申し込むことなんて全然ある。そして他にも調べてみたがそれらしいヒントはなかった。再生時間も4分19秒と4月19日と読み取れるがそれだと遠すぎる。わざわざこんな早く送る必要はない」

「だから最も可能性が高いのは…」

「8月26日…」

 ナンバー1は立ち上がり命令を下す

「決戦の8月26日までそれぞれ準備に当たってくれ!」

「「「「「「「「「了解!!」」」」」」」」」


(決戦時の準備…。俺のやるべきことはあそこに行くことか…)

 鬼頭はアジトから現実世界に戻る。そして比叡山(ひえいざん)の一つの洞窟に入る。そこは謎の研究施設だった

「まさか…本当に…」

 鬼頭はその中である装置を発見する

「これって…」

 鬼頭は見覚えのある装置を見て驚愕する

(バカな…この装置はあそこに置いてあったはず)

 鬼頭はそのあとモニターを確認する。人がいた形跡が残っていないのにこの装置はちゃんと動いている

「………」

 鬼頭はそのモニターに触れる。すると画面に『スキャン実行中』と表示された。そしてスキャンが完了すると血液を少し採取された

「やっぱりこの装置…」

 鬼頭は少し気がかりだったがその場を後にした

「とりあえず一番必要だった確認は済んだ。あとは異能使用困難時期の対策かな?」

 そういって鬼頭は異能浮遊、脚力、ジェットで空を飛んで家に向かった


 あれから一ヵ月。8月26日午前4時19分。STaRSに加入していた異能者全員に敵組織からあるメッセージが送られてきた

『これより大規模戦闘を始める』

 奈良と甲府。この二つの都市で大決戦がスタートする

「始まったな…」

「ああ」

 鬼頭と海上はある人物の前に立ちはだかった

「久しぶりか?グラス…」

「ふっ。そちらのお友達は蒼木君の代わりかな?」

「蒼木の所在も教えてもらおうか…」

「それは俺に勝ってからだ」

 グラスはそう言って大量の奴隷を出す

「さあ行け!我が奴隷どもよ」

「………」

(おおよそ19万人といったところか。その人数を同時に洗脳するとは…)

「鬼頭。こいつらは任せろ。お前は本体に攻撃しろ」

「ああ」

 鬼頭は19万人の奴隷を海上に任せて走り出し高くジャンプする。その間に海上は右手のブレスレットを外す

「キャパシティーオーバー」

 その言葉と同時に衝撃波が前線の奴隷に襲い掛かる。そして青色の目と髪色の海上が立っていた

「すぐに決める」

「ああ。5分で…決める!」

そう宣言し鬼頭はグラスに攻撃する

                第52話END

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