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俺は最強の力を手に入れた  作者: 鬼頭 雅紀
俺は最強の力を手に入れた 第五章「新星組織」
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俺は最強の力を手に入れた 第39話「対敵:ナンバー2」

「私たちはまだ平気…でも京が電流を流されて気を失っている」


「了解…」


俺は目線を奴に向ける

蒼木は奴に駆け寄る


「大丈夫ですか?」


「ああ。俺は平気だ」


「お前は何者だ」


奴は俺の質問には答えず謎の呪文を唱える


「『祝門(しゅくもん) 鬼ヶ月(おにがげつ) 龍前(りゅうぜん) 魔那蛇(まなじゃ)』」


奴の呪文と同時に空が割れる


「!?」


「さあ…こいつに勝てるかな?」


割れた空から降ってきたのは…巨大なドラゴンだった


「まじか…」


「ふふっ。そんなんに勝てないわけないよな?鬼頭」


後ろから海上の言葉が聞こえた


「はっハハッ…ああ。当たり前だ!!!!」


「じゃあやってみろ。お前の力を、全力をぶつけろ!!」


俺は異能クラッシュと破裂を凝縮して大爆発を起こす

周りが土煙に包まれる


ドラゴンは空中に浮く俺に炎を放つ


俺はその炎を正面から受ける…


「はぁ…結局そんだけの力かよ」


蒼木がそう言っていると俺は炎の中から脱出する

服装を変えて…


「?」


「オッラァアアア」


俺はドラゴンの頭を思いっきり殴りつける

その後俺はドラゴンの背中を滑っていって滑り台から跳ぶように空を飛ぶ


上から異能威圧を使ってドラゴンの動きを止める


「これで終わりだ」


俺は右腕を天に掲げる

すると上から稲妻が落ちてきて俺の右腕は電気を帯びる

その後右腕をドラゴンのほうに向けると帯びた電流がドラゴンのほうに飛んでいく


「!?」


その電流はドラゴンに直撃

高電圧電流でドラゴンは倒れて気絶する


「皮肉なもんだ。電流で倒れたものがお互いに一人ずつ

いや…」


俺は下にいる敵に目を向ける


「そっちは一匹か…」


その時の俺の目は星空のように輝いていた


「………」


「くっ…」


奴らは動けずにいた

なぜかは分からないが蒼木は俺とは別のほうを見ていた


奴の目線の先には金色のゲートが存在していた


「?」


そのゲートから謎の人物がこちらを見ていることに気が付いた


「誰だ…貴様は…」


俺が奴に問いかけた瞬間、緑色の光が周りを包む










「大丈夫?」


(………あれ?)


俺は目を覚ますと自分の家の部屋にいた


「真奈美…」


俺の妹の真奈美が心配そうな目を向けて俺のほうを見ている


「ごめん。心配かけたな…」


「真奈美ー!手伝ってー!」


「はーい」


母さんに言われて真奈美が部屋を出ていく


「全く…」


(どういうことだ?

どうして俺は自分の部屋にいる…

さっきまで俺は富士山の頂上で…)


プルルルルル


「電話?」


俺はスマホを取り電話に出る


「もしもし」


『そろそろ目を覚ましたところかなっと思って電話させてもらった』


「誰だ!貴様!?」


『まあそう興奮するな…対面は初めてだね?

私は、コードネーム『グラス』。君たちと敵対している組織のナンバー2だよ』


「!?」


『蒼木君さ、本当にいい子だよ

忠誠心が高い上に仕事も忠実。私の配下に置きたいぐらいだよ』


「どうして電話してきた?」


『ふふっ。いや実は敵にこんなことしていいのかと思うが依頼したくてね』


「依頼?」


『ああ。君のおかげで3人には逃げられた

しかしさらにいい異能を見つけてね…

それは…異能ゼロ』


「!?」


『知っているだろ?松本 零の異能だ

それをこちらに渡してもらいたい』


「そんなことするわけが…」


『じゃあいいだろう。君の家族を殺させてもらう』


「な!?」


『きみの家族の命は私の手の中にある

いつでも殺せる。それを頭のふちに置いておいてくれ』


プツッ


電話を切られた後、プープーという通話が切れた音が鳴り響く


「松本…」


              第39話END

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