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俺は最強の力を手に入れた  作者: 鬼頭 雅紀
俺は最強の力を手に入れた 第五章「新星組織」
35/81

俺は最強の力を手に入れた 第35話「STaRSのアジト」

「それでは説明します

まずアジトの入り方からです」


俺は右手に腕時計をつける


「これが空間腕時計、『超時空腕時計』です」


「名称はそれでいいのか?」


「ま、まあいいんじゃないですか?」


俺はその腕時計を起動しバーチャルモニターが現れる

そのモニターにある『ゲート解除』を押す


すると目の前に橙色のゲートが出現する


「ふっ。これが俺たちのアジトです」


グラードとゲートに入りアジトを見せる


「おおっ」


そのアジトは開放感のあるビルのように外づけ廊下に扉が大量にある


「それぞれ部屋があり多分アジトの全貌を知るには少しばかり時間がかかります

なので今回はこの腕時計の説明をします」


俺は腕時計を起動する

その腕時計には、ゲート解除、通話、緊急通報、IDなどのシステムがある

ゲート解除はアジトにつながるゲートを起動できる

通話は他の異能者と通話ができる

緊急通報はアジトにつながっており緊急時に起動すると緊急体制となる

IDはそれぞれの異能者のIDが表示されて通話をつなげることができる


「これ以降は後々解説していきます」


「ああ。ところでこの世界から『ナンバー1』の気配がするんだが?」


「ああ私ならここにいるよ」


「「!?」」


俺とグラードは声を聴いた瞬間に膝立ちで頭を下げる

アジトの上には逆光で姿がわからない人物が座ってこちらを見ていた


「グラード。甲府崩壊事件の処理は完了したのか?」


「はい。万事問題ありません」


「そうか。それと鬼頭雅太君」


「はい」


「君は素晴らしい人間だ

ここまでのことをしてくれるとは…君のような人間をぜひ()()()()3()に推薦したい」


「え!?」


俺は驚愕と困惑で固まる


「しかし宜しいのですか?」


グラードはナンバー1に質問する


「この男の力量をよく知っているだろう?」


「確かにこの男の力は私は認めます

ですが問題はそこではなく()()()()4()についてです」


「確かに彼女なら鬼頭君を恨むだろうな

ナンバー1の力に憧れ最強を欲する彼女なら…

なら鬼頭君と戦わせればいい」


「いえ!?そんなことはできません」


「いや、やらせてください」


異能者には位が存在する

特にSTaRSが結成されるということで天皇陛下が直々に名前を決めてくださった


まず異能者の最強の10人『一番星』

一番星には劣るが申し分ない実力の異能者『二番星』

異能者なり立てだったり学生に与えられる位『三番星』

アジトや通信などサポートに回る人物『四番星』


とこのように四つの位に分けられる

しかし先代ナンバー3の俺の師匠ことGマスターは悪の帝王との闘いで引退したため

当時のナンバー4の意志によりナンバー3の座は空席がしばらく続いた


しかしナンバー4も変わってしまいナンバー3の件でナンバー1や上層部にケチをつけているらしい

そこでナンバー1は俺にナンバー3の位を与えたいと提案したのだ

しかし今俺の位は学生のため三番星

そんな俺がナンバー3を勤まるだろうか?


だがせっかくのチャンス

ここで断ることはできない

やってやるよ


「ナンバー4に俺の実力を見せつける」


「ナンバー4のもとにこの腕時計を送ってある

そろそろ来るかもな」


するとゲートが起動する


「噂をすれば」


「ようやくナンバー3の座をくれる時が来ましたか

待ってましたよ!ナンバー1」


               第35話END

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