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俺は最強の力を手に入れた  作者: 鬼頭 雅紀
俺は最強の力を手に入れた 第四章「対立・修行編」
33/81

俺は最強の力を手に入れた 第33話「決着…?」

「いやあ君すごいね」


グラードは俺に近づいてきた


「まだ中学生なのにここまで戦えるなんて」


「えっと…どうして俺が中学生だと…?」


「君だろ?異能者認定試験で実力の差を見せつけて圧勝したのは」


「圧勝…」


俺はそう思わない

前までとても弱かったから


すると上から蒼い炎が降ってきた


「蒼木!!」


「やあ鬼頭君、少しは強くなったみたいだね」


「テメェ!!!」


「まあまあ、僕はそいつを取りに来ただけだ」


「なんだと」


そういい蒼木はゆっくり地面に降りて帝王の側近を抱えた


「その力はやっぱり厄介だ

必ず君を排除し帝国を作る」


「ほう、帝国を…」


「グラード…」


「君も中学生くらいだね

どうして敵側なのかな?」


「そんなことをいう義理はない」


そう言い残し蒼木は飛び立っていった


「あいつ…」


「知り合いだよね」


「はい。元同級生です」


「そっか」


グラードはしばらく長考した

そしてある答えを出した


「ねえ君、少し俺に協力してくれないか?」


「え?」






俺たちは場所を移動した

腰を掛けてしばらく話した


「アジト?」


「ああ、それを作ってほしい。いいかな?」


「別に構いませんが異能者を全員集めるのは少し厳しいんじゃ…」


「大丈夫」


(なんかすっげぇ頼もしさあるんだよな。この大丈夫に)


「分かりました…

俺一人じゃあどうしようもないのである協力者に頼みます」


「よろしく頼む」




俺はグラードと別れて行動した

俺が言った協力者、それは俺の従妹である影井 実花(かげい みか)である

だがこれには大きな問題がある


それは彼女の負担が大きいことだ

だがその問題は俺がいればどうにでもなる


「久しぶりに会いに行くか…」


俺は再び超速度で実花に会いに行った


そのころグラードは天皇陛下に会いに行った

天皇陛下と個人的に話せるのはそういない

だがグラードは過去に天皇陛下と関りを持ったことで話せるようになった


「天皇陛下…」


「グラード?どうした」


「実はある提案をしに来ました」


「提案とは?」


「昨今山梨県甲府市の事件、『甲府崩壊事件』の発生に伴い我々異能者は

新たに新組織を結成するという提案です」


天皇陛下はパソコンのほうを向いた

パソコンは甲府崩壊事件が出されていた


「どうして君たちは悪の根源をすぐに止められなかった?」


「それは我々がバラバラに戦っていたからです

それぞれがバラバラに戦いお互いの足を引っ張り続けたことで敗北しました

ですのでこの失敗を二度と起こさないために異能者を一つの組織とする」


「その提案の詳細を」


グラードは懐から資料を取り出し天皇陛下に差し上げる

天皇陛下はしばらく資料を読んでいた


「説明いたします

まず我々が統一し新たな組織を結成することでお互いの力の向上、事件の早急な解決

そしてチーム戦の戦いがより有利に回るようにする

これによりバラバラに戦わずにそれぞれ協力できるかと」


「それだけじゃないな」


「はい

他にも様々な利点がありますがそれは資料を読んでいただけると幸いです

しかしこれには大きなデメリットが存在する」


「アジトの設計と内通者…」


「はい、アジトはすでに計画を始めていますが内通者の存在が大きなデメリットとなります」


「ふーん…分かった、内通者に関してはお前たちに任せる

全異能者にこのことを伝え今すぐ『異能者組織:STaRS(スターズ)』を結成せよ」


「了解いたしました」





「よう、実花!!」


「うん?雅太…」


「実は協力してほしいことがあってな」


(これは異能者の力を向上させると同時に)

(内通者を見つけ敵の情報を集めることが目的…)


グラードと俺の目的が一致した


((今すぐにでも悪の帝王を止めなくては…))


               第33話END

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