俺は最強の力を手に入れた 第23話「クラス決闘Eチーム」
「来たよ。連絡」
「なんて?」
「北時 間の力は強大だってさ」
「了解した」
「「それじゃあ始めよう」」
クラス決闘第三試合Eチーム大谷、玉田、多摩和、鉄沢
Fチーム埼玉、潜在、御剣、元路
「作戦はなし」
「「「え?」」」
鉄沢が急に謎発言をしたため困惑する3人
「今…なんて」
「言っただろ。作戦は作らない
臨機応変に対応する」
「訳が分からないよ」
「僕いまいちわからないんだけど」
「………」
玉田は考えに没頭している
「まさか…」
『第三試合スタート』
全員それぞれの場所にテレポートする
「!?」
鉄沢はその中で空中にテレポートしてしまった
「そんな馬鹿な…」
モニタールーム
空中にテレポートした鉄沢を不思議そうに見ていた
「どうして鉄沢が空中に?」
「………?」
鉄沢は空中モーターボードで無事着地
「ふぅー危なかった」
すると横から刀が飛んできた
「うわっ」
「いやそこ避けるんじゃなく防げよ」
木の裏から御剣が出てきた
「御剣…」
「お前のこと俺結構好きなんだよな。お前のような強い力を持ち誰かを守ろうとする
優しい心を持った奴。俺のあこがれの人そっくりだ」
「………」
「だからこそお前を倒して俺はお前を超える」
「フッ」
鉄沢は口元に笑みを浮かべあることを思い出す
しかし御剣はそんなことはお構いなしに攻撃してくる
鉄沢はそれを避けて壁を出す
「フフッ思い出すな。あの言葉を聞くとあいつを…」
「おい。芋るのか?」
「そんなわけないだろ」
鉄沢の周りに緑色のオーブが出現する
鉄沢は壁を消す
「お前…そのオーブ」
「フフッ俺は楽しむ。この戦いを!!!!」
オーブが鉄沢に吸収される
オーブが全部吸収すると体から衝撃波が出る
「うわっ」
その衝撃波は半径20mの地形を破壊しクレーターを作る
「ハハッハハハッハハハハハッ」
鉄沢は笑いながら姿を変える
モニタールーム
突然のことに驚きを隠せなかった
「鉄沢の」
「体が」
鉄沢の髪と目が緑色に変化し頭から角が生える
その角は緑色に発光していた
「何が…」
「俺は楽しみたい。この戦いを」
「そういうの、俺がするだろ普通」
御剣も笑っていた
突然の変化に戸惑いは隠せないがこの二人は戦闘を望んでいる
一方この山の端では爆発が起こっていた
「お前ら…何者なんだ。ぐっ」
何者かに片腕を潰され元路は倒れる
そして消えていった
その人影は指を鳴らす
その音が山に響くとバーチャル空間が強制的に閉じられた
「なんだ?」
張った本人の長谷川先生もよくわかっていない
すると再び指が鳴る音が響いた
その音を聞いた瞬間俺を含め全員が止まってしまった
(なんだ?動けねぇ)
鉄沢と御剣も違和感に気づいていた
なぜなら鉄沢がもとに戻ってしまったからだ
「まさかバーチャル空間が閉じたのか」
「とりあえず戻ろう」
「ああ」
後ろを振り向いた瞬間動けなくなった
しかし他とは違い動けないのは体が一瞬で拘束されたから
「なんだ」
「やあ!」
鉄沢と御剣の前に謎の人物が現れる
そいつは髪を伸ばし鉄沢と御剣を拘束していた
「お前は誰だ?」
「僕はかみ」
「か…髪」
「そうだよってそっちの髪じゃない!」
「じゃあ…紙?」
「違う。ゴッド!!G、O、D」
「何言ってんだ?」
「見てろよ」
そいつは髪を振り回し俺たちを浮かせた瞬間地面に叩きつける
「ガハッ」
「これで分かった?僕の力」
「ぐっ」
第23話END




