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俺は最強の力を手に入れた  作者: 鬼頭 雅紀
俺は最強の力を手に入れた 第三章「クラス内決闘」
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俺は最強の力を手に入れた 第20話「クラス決闘Cチーム1」

クラス決闘第二試合Cチーム 蒼木、位記、久川、永田

         Dチーム 北時、日陽、松本、無機


「さて僕らの敵にはあの北時がいる」


「あの人に勝てる?ナンバー2」


「ナンバー2の威厳で勝ちたいけど彼の異能は強力だ」


蒼木、位記、久川、永田は控室で作戦を立てていた


「だけど彼の力には大きなデメリットが存在する」


「え?」


「そのデメリットって?」


「彼の異能は時間に干渉する

例えば時間を止めるという行動をすると時間を止めただけ寿()()を減らす」


「え!?」


「先週彼の家に行ったとき彼の寿命が残りいくつなのか調べたらあと62年だった」


「思っていたよりある」


「死ぬ年齢は74歳ってことか」


「うん。それでも彼は今も寿命を減らし続けるけどおそらく彼は1秒前後の時間停止しかしてこない」


「でも1秒以上の時間停止してきたら?」


「そのために北時の相手は久川。君にしてほしい」


「え…?」


「なんで久川に?」


「君の反射神経、動体視力を鑑みて君が一番適任だ」


『第二試合スタート!!!!』


「急に始まる…」


「行くぞ」


蒼木、位記、久川、永田はそれぞれの場所にテレポートする


久川は顔を手で覆う

そして全神経集中させてそれぞれの場所を把握する


久川感知 異能感知

顔を手で覆うことでどこになにが誰がいるかを把握できる

しかしその間意識は感知に集中しているため無防備となる


(北時は…あそこか…面倒なところにいる)


「蒼木!!!」


久川はポケットからなにかのカプセルを出す

そのカプセルは突然爆発する

爆発の炎は青色でその炎は久川を包む


北時は上から降ってくる青い炎を確認する


「なんだ?」


「見つけたぞ。北時」


「久川」


北時は時間を止めて降ってくる久川を避ける


「お前と戦うのは俺だ」


「はぁ」


北時は再び時間を止めて近づき時間を動き始めた瞬間攻撃する


(俺の反射神経でも確認できなかった)


北時は時間を止める、時間を動かす、攻撃するを繰り返した


しかし久川もすぐに順応し攻撃パターンを予測した

だが避けるので精一杯である


モニタールームにいる俺たちはあいつらの行動を目で追っていた


「なあ雅太。どうして間は時間を止めている間に攻撃しないんだ?」


菅原が俺に聞いてくる


「あいつの異能の特性だ」


「え?」


「あいつの異能は万能じゃない

特に戦闘ではな。時間を止めると自分以外が固まった状態になる

その状態で固まったやつに触れるとそいつは動き出す」


「だから時間を止めている間に攻撃できないのか…

相手を時間を止めた世界に連れてきて意味がなくなるから…」


「ああ」


後ろで鉄沢は俺たちの発言を聞いてあることを思った


(いや…あいつの力は…まだ…)


北時は久川に対し時間を止めるのをやめる


「寿命を減らすからいったん温存ってことか?」


「………」


北時はいったん離れる


「距離を取っていいのか?」


「お前の異能は戦闘向きじゃない

サポート向きだ」


「だが俺は異常な反射神経と動体視力をもらった」


久川は北時に近づいていく

蹴り、殴りを繰り返すが北時はそれを受け止め弾く


「まだだ」


「フッ…いや終わりだ」


「何!?」


後ろから炎が飛んできた

その炎は久川を燃やす


「ぐああああああああ」


久川は消滅する


「よくやった。日陽」


二人の戦闘場所から離れた場所の木の上で永田を倒して日陽が炎を放った


日陽太 異能太陽

人工の太陽を作ることができる

その太陽は温度大きさなど様々な設定を変えることができる


「いや北時。まだだよ」


通信機器で『まだ』という言葉を聞き北時は攻撃態勢をとる

するとすぐに蒼木がやってくる


「蒼木!!!」


「フッ」


遠くから見ていた日陽の上に何者かが乗る


「ぐっ」


「HAY。どーも、私位記っていうの」


「オラッ」


「わっ」


位記は日陽に吹き飛ばされるが地面に着地する


「ひどいじゃん。女子を投げるなんて。太くん」


「フフッ」

            第20話END

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