俺は最強の力を手に入れた 第1話「発現」
これは連載小説です
自由にお読みください
様々な異能はびこるこの社会
その世界に俺が生まれた
俺の家庭は操影系統の異能が出やすい
その三男として俺は過ごしている
異能は生まれながらに体に刻み込まれているが発現するのは1~3歳である
しかし…
「この子には…異能が…ない…?」
「絶対にないとは言えませんが…」
俺はいきなり異能ない発言された
(マジ…)
俺はなぜかこのころから物心もち意識が鮮明にあった
「この子はどうやら異能を行使できないと言いましたね
おそらく原因は脳だと思われます」
そういい医者は俺のレントゲン写真を出した
「この子の脳は常人とは少し形成が違います。先天性のものだと思われますが…
この世には異能なしの人もいますけどこの子はその人とも特徴が合いません
ですのでもしかしたらこれから異能が発現する可能性もありますがその可能性は低いと思われます」
病院から家に帰ると親がやけに謝ってきた
「ごめんね」
あれから2年の時が立ち俺は5歳になった
周りからは異能なしでも性格が少し大人っぽいと言われる
理由は考察だけど分かった
俺は前世の性格を引き継いだんだ
だから俺は子供っぽくないと言われる
そういえば名前名乗ってないな
俺は鬼頭 雅太
操影系統の異能を受け継ぐ鬼頭
田舎にある祖父母の家にやってきた
家の近くには小さな公園があるためそこで俺はベンチに座っていた
「ふぅー…」
すると隣に1歳違いの妹の真奈美が座った
「どしたの?」
「いや…」
「もしかしてまだ異能がないことを気にしてるの
大丈夫大丈夫、異能がなくても」
「この世界は異能がすべて
異能のない人はほぼ人生詰んでるんだよ」
「詰んでるって何?」
そっか4歳児じゃあ詰むという言葉も知らないよな…
「詰むっていうのは…」
俺が説明しようとした瞬間白い巨大な蛇が妹を捕まえた
「え?」「え?」
「真奈美!?」
「こんなガキ人質になるのか?
まあいいか」
するとそばの木の上に謎の男が立っていた
その男は腕を白い蛇に変形していた
「うん?そこのガキ」
そういい俺に話しかけてきた
「なんだ?」
「何こっち見てるんだよ
さっさと消えろよ」
「妹をおいて逃げる訳ねぇだろ」
「妹なのか…」
そういうと蛇のかむ力を強くする
真奈美が泣きながら苦しんでる
兄として助けなければならない…
でも異能なしが戦ったところで…
「ふぅさっさと消えろよ
邪魔なんだよ」
「どうして俺を追い出そうとするんだ?」
「お前の中に恐ろしい何かを感じるからだよ」
「恐ろしい…何か?」
どういうことだ…
俺の中に恐ろしい何か?
すると真奈美が異能を発動して蛇を攻撃する
影を操って拳の形にして蛇の顔を殴る
しかし蛇から謎の緑色の煙が傷口から出る
その煙を浴びると影が消えた
「なんだと…」
「俺の蛇は毒を持っているからな
攻撃するとその蛇が毒煙を出しどんなものも消し去る
たとえ影などの触れられないものもな」
「貴様…」
「ちなみに異能で現れたものに毒を与えると本人にも毒が現れる」
真奈美の体が少し毒に侵され始めている
肌に少し緑色の肌が現れる
「貴様…」
奴は少し不敵な笑みを浮かべている
俺の顔に真奈美の涙が落ちてくる
「貴様ァ!!!!」
俺の体が発火する
「何!?」
そしてその炎が奴の前まで伸びてその炎から俺が出現する
異能フレイム
俺は奴の腕から生える蛇を根元から手刀で斬る
異能補強
そして落ちていく真奈美を俺は空に浮遊しキャッチする
異能浮遊
「やっぱり…お前はあの方が警戒していた異能を持っているんだな
異能コピーを!!!」
俺の目は黒から赤に変化する
奴は腕を痛めているようだが血は出てない
蛇はおそらく分離はできるんだろうな
なら…
「お前はあの方にお渡しする!!!」
そういい腕から二匹の蛇を登場させる
俺は真奈美をベンチに座らせ蛇をよけて奴に向かっていく
「強すぎだろッ」
俺は奴の腹部に殴りかかる
異能強化
奴は腹部を殴られたことで意識を刈り取られた
「大丈夫か?真奈美」
真奈美の毒は進行している
俺は真奈美に触れてある異能を発動させる
異能解毒
解毒を発動させた瞬間俺は意識を失った
第1話END
お疲れさまでした
次回以降は少し時代が飛びます