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経験値100億の最強チートな付与術師の復讐劇  作者: クソラノベ量産機
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第三十二話 緊急事態

 翌朝、俺は隣で寝ているノコを見ていた。


(昨日、本当にノコと一つになったんだよな実感無いけどあれだけ愛し合えばきっと子供産まれるだろ。)


 ノコの汗で濡れた髪を撫でベッドから降り部屋から出ると慌ただしくチカック王国の兵士が走って行くのが見え俺も着いて行く。


「国王陛下大変です! ツヨスギール王国が軍を率いコチラへと進行しています!!」


「何じゃと!? それは真か!!」


「はい、数は目視で5万弱は居るかと。」


「何だと、ツヨスギール王国が!?」


「ネダヤス様、起きてらっしゃったのですね!!」


(どういう事だ、こっちの動きを勘付かれたのか? それとも裏切られたのか? どっち道今は戦うしか無さそうだな。)


「現状はどうなっておる!」


「今はキカーヌ様が食い止めていますが、謎の兵器により我々の兵は全滅しかけております!!」


「くっ、ツヨスギール王よ我が国を襲うとは何を考えておる!?」


「仕方ねえ、俺が出向く! お前らは皆を避難させてくれ、何があるか分からないからな!!」


「了解しましたネダヤス様!!」


 俺は街の外へと出るとツヨスギール王国の兵士が何故か拳銃らしき物を使い何人ものチカック王国の兵士が倒れているのを見つける。


「あれは拳銃か!? 何故この世界に存在しているんだ!? んな事よりマズイ状況になった、これじゃ作戦は完全に破綻しちまった!!」


 拳銃による弾丸を今はキカーヌが防ぎつつ、その後ろにセンシー、スペール、スピード、マッスルが隠れて機会を伺っているのが見えた。


「ちっ、どうやらアタシ達はお払い箱みたいだね!」


「容赦無く妙なもん、使って来るなんてな!」


「どうするぜよ、今はキカーヌのおかげで何とかなってるぜよがこれじゃジリ貧ぜよ!」


「フンッ、流石に俺もあの意味不明な武器は初めて見る。 対抗策が浮かばん!!」


「どうしたものか、護ってばかりではいずれ突破されるぞ!!」


 キカーヌ達は手を拱いている様子で、それを楽しんでいるかの様にツヨスギール兵は態と徐々に近付きながら発泡している様子だ。


(仕方ない、これじゃあいつらは役に立たねえし俺一人で殲滅するしか無さそうだな。)


「ひゃはははははは! どうしたどうした裏切り者共!! それが限界かあ?」


「こっちには最強兵器があんだよ、お前らが裏切る事を予測してた国王陛下に大人しく従っていれば良かったものをよう!!」


「ああ楽々、こんな良いもん国が隠してるとはなこれで俺達に逆らえる国が在ると思っていたのかなあ?」


「さぁて、国王陛下も粋な事を言ってくれるよなあ戦争した国を攻め落としさえすれば、その国の女を犯し放題していいなんてな。」


「今から楽しみだぜ、なんつっても裏切り者を始末すりゃ昇格も夢じゃねえし金にも食料にも困らねえ生活が待ってるなんてよ。」


「なあなあ、あのネダヤスって奴自身に掛けられてる付与に気付かないなんて間抜けだよなあ国王陛下にはやってる事筒抜けなのによ!」


「どうするよ奴の仲間になった女、皆美人で犯しがいがありそうだぜ?」


「あのモニターで見た女か、俺は変わった服装の女と犯りてえなあ胸でけえし昨晩営んでいたし奴の眼の前でたっぷりと可愛がりてえよ、キヒヒヒ今から楽しみだぜ。」


「お前もか、俺も狙ってたんだがな。」


「あーあ、他にもライバルが居たか……」


「じゃあ速いもん勝ちって事で、誰が先でも恨みっこ無しだぜ?」


「「「わーってるよ!」」」


 ツヨスギール王国の兵士達の言葉をスキル地獄耳を付与して聴いた俺はノコを狙っている事を知り頭に血が上る。


「あいつらノコを犯そうとは良い度胸だな、皆殺しにしてやる!!」


 完全に舐め腐った態度で戦争を仕掛けているツヨスギール兵士達は余所見をしながら誰を犯すか話し合いを続けている。


「あのエイルって奴隷だったか? 調教して俺だけの言う事しか聴かない性奴隷にしてやりてえな。」


「いいねえ、俺は眼鏡っ娘メイドさんにシモの世話を毎日してもらおっと。」


「かーっ、夢が無いなあ俺なんてチカック王国のお姫様を壊れるまで犯し尽くして孕み袋にしたいぜ? なんと言っても俺の性欲は世界一だからな!」


「調子乗んな、夢が無いとか言う割りに姫様一人だけかよ! 俺なんて全員取っ替え引っ替え犯りまくってやるもんねえ。」


「ははははは、妄想するのは良いが奴の能力を甘く見ない方が良いんじゃないか?」


「なーに、平気だろこっちにはスキルを無効化する兵器に鎧を身に着けているんだ幾ら奴だろうと手も足も出ないさ!」


「そうだったな、あの誰も触れる事の出来ないゲヒール盗賊団のバブル相手にも通用する装備なんだ簡単に殺られる訳ねえか!」


 好き放題語るツヨスギール王国の兵士達の言葉を聴き、今飛び出すのは無謀と判断し手を拱いている自分が居る。 らしくない、何時もなら簡単に仕留められる連中の筈なのに身体が言う事を聴かない。


(くそ、キカーヌ達に潜入させて内側から崩壊させる作戦だったのに! まさか俺自身に気付かせない付与をしていたなんて完全に誤算だ、流石にスキルを無効化する弾丸なんて撃たれたら俺でも死ぬかもしれない、最悪未来以上に酷い世界になりかねない!!)


「神様! しっかりしてください!!」


「!?」


「遅れて申し訳ありません、神様が前線に立たれているのに私は戦いに遅れて来てしまうとは。」


「アーチ……。」


「もし不安でありましたら私が神様の盾になりましょう、ですから決して負けないでください! あの様な輩に敗北する事は世の中が地獄と化す事はご理解できましょう!」


「俺は勝てると思うか?」


「神様には護るべき者達が沢山居られますでしょう? 旅を通じて私は人間も捨てた者では無いと感じました、ですが奴らはどうでしょう私利私欲の為に人間を汚し殺していく、正に悪魔ではありませんか! ですから神様、あんな悪魔共に負けないでください皆信じてますから。」


「は、はは、何だよ……俺は何に怖気付いてたんだろうな。 有難うよアーチ、手伝ってくれるか?」


「勿論ですとも!!」


「御主人様、私達の事も忘れないでくださいね。」


「エイル、皆も!」


「寧田君、私にも出来る事があるなら手伝わせて。 それにシたんだから責任取ってよねパパ?」


「お、おう。」


「「「「「「パパあ!?」」」」」」


「い、今は眼の前の敵に集中しような。」


「ネダヤス様、後で話を聴かせてもらうぞ?」


「ははは、うしっ! 皆耳貸してくれ、ツヨスギール王国に勝つ為の作戦を思い付いた。」


 俺は皆に作戦を説明し早速取り掛かる、先ずは俺の後ろにエイル、その後ろにセワスル、更に後ろにアーチ、その後ろにバブル、その後ろにヒメル、最後尾にノコを移動させ反撃の狼煙を上げる。

 ツヨスギール王国編が終わるとR15版は完結し、R18版へと移行しノクターンノベルズで連載を開催する予定です。


 今迄の話の内容は同じですが、微妙にエロシーンは過激に描写する予定です。

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