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経験値100億の最強チートな付与術師の復讐劇  作者: クソラノベ量産機
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第二十五話 フモト村防衛戦

 フモト村の宿屋にて俺は魔物の大群を見て殲滅作戦を考える。


「さてと、エイルとヒメルとノコは宿屋で待機しててくれ。 数が多いし全員守りきるのは難しいからな。」


「はい御主人様♡」


「ワタクシにも力があれば良かったのですが……。」


「本当に大丈夫なの寧田君?」


「心配すんなよ、俺を誰だと思っているんだ? あの程度の数なら負ける確率はゼロだ。」


 そう言って俺はセワスル、バブル、アーチ、センシー、スペールを連れて村の外側へと出ると三人にキスをし経験値100億を付与した唾液を飲ませる。


「セワスル、バブル、アーチ、今から三人のレベルを100にするぞ。」


「はいネダヤス様、ちゅむ……。」


「次はウチちゃね、ちゅ……♡」


「私もか、有難き幸せ……ちゅ。」


(うわぁ、こんな時に何してんだ……。)


「スペール、集中しろ向こう側で既にスピードが戦ってる。」


「本当だ、相変わらず行動の早い奴だね。」


 三人のレベルを100にし俺は左腕を取り外すとフモト村の上空へと投げ絶対防壁を付与したドーム状態にする。


「よし、これで魔物が突破する事は無くなったぞ! 俺は現況を叩きに行く、魔物の方は任せたぞ!!」


「「「はい!!」」」


 俺は近くの雑木林に感じる気配の方へと走り出すと相手も気づかれた事を察知し木の影を利用し逃走する。


「妙に早いな、脚の速さを強化するスキルでも付与したか。 だが甘い! 俺が自然に優しいとでも思っているのか!! そらよ!!」


 逃げる相手に対して雑木林の木々を伸ばした脚で回し蹴りを放つと眼前に見える木々は全て倒れ、隠れていた者はその下敷きになり俺は手を突っ込み引き摺り出す。


「なっ!? お前は俺が吸収した変態付与術師!!」


「変態とは侵害だな、私の分身が消えたのはやはり貴様が原因か。 もう少しで魔王の娘の力を手に入れられたと言うのに邪魔をしおって!!」


「魔王の娘? ベアトリスの事か、どう見ても強姦しようとしてただろ! と、それよりお前には聴きたい事が山程ある強引にでも話してもらうぞ!!」


 一方セワスル達は魔物の殲滅を実行していた。


「かなりの数ですが、ネダヤス様から授かった力でワタシの俊足紋は強化されています、ワタシの視界に入ったが最後全ての時を任意で止められますよ!!」


「ウチも範囲広がって大量に身体を水分にして魔物を窒息させられるようになったちゃ!」


「流石神様の恩恵だ! 矢をつがえなくとも矢を射る行動し放つと空の敵を射抜く力を与えてくださるとは!!」


「ふん! せい! はあ!! やはり何度倒しても立ち上がるか……まるでゾンビだな。」


「けどフモト村を守るには戦い続けるしかないよ!」


「んあっ!? センシーにスペールぜよ! 何で此処に居るぜよ!?」


「別にいいでしょ、そんな事よりこいつらを倒さないと!」


 それぞれ魔物を殲滅していくがゾンビの様に立ち上がりフモト村へと侵入しようとする魔物はスライムで出来たドーム状のバリアに振れると全身に電撃が走り動かなくなる。


「おお! 今の見たぜよ!! もしかしたら魔物をあのバリアに当てれば何とかなるかもぜよ!!」


「待てよスピード、よく見ろ。」


「ぜよ?」


 電撃を喰らい倒れていた魔物は起き上がると再びバリアへとぶつかり電撃を受けるが耐性が付いたのか難なくフモト村へと侵入する。


「そんな! こんなのどう対処すればいいぜよ!!」

(あれは、今朝の女の子ぜよ!? あの魔物が狙って!!)


「あっ、おいスピード何する気だ!!」


「グルアアアッ!!」


「へ? きゃああああ!!」


「させんぜよ!!」


 ハイエナの姿をした魔物は人形を持った女の子へと飛び掛かり噛み付こうとするが咄嗟の判断でスピードが割って入り腕を噛まれ出血する。


「お、おじさん大丈夫!?」


「早く逃げるぜよ、こんな怪我大した事無いぜよ!!」


「で、でも……。」


「チッ、ハイエナ共に囲まれちまってるぜよ。 けど安心するぜよ、俺が命に変えても守ってみせるぜよ!! かかって来るぜよハイエナ共!!」


 ハイエナの魔物の大群は一斉にスピードと女の子に襲いかかるが、その瞬間に糸が切れた人形の様に動かなくなる。


「? 動かなくなったぜよ……。」


 その頃、俺は頃合いと判断し付与術師の首を切り落とし絶命させていた。


「やはり術者が死ねば掛けられた付与は効果を失うか、これは貴重な情報になるな。」


 フモト村に戻ると重症のスピードが倒れており、近くにはセンシーとスペールが心配そうにしていた。


「酷い怪我だな……。」


「アタシは回復魔法は苦手だし完治までは数日かかるよ。」


「ぐぅ……。」


「何だ、この程度の怪我も治せないのか魔法使いも不便なところがあるな。 これで怪我は治せるが失った血までは戻らないから安静にしてろよ。」


 俺は身体の一部をスピードの怪我した箇所へと放り投げると忽ち傷を塞ぎ回復させる。


「お前そんな事出来たのかよ。」


「ネダヤス様、戻られていたのですね!」


「ダーリン、急に魔物が動かなくなったちゃ!」


「神様の力でしょう、見事な判断感服致します!」


 魔物の大群と戦っていた三人もフモト村へと戻り、俺に現状報告しに来る。


「センシーとスペールにスピードの事、任せて良いか?」


「それは構わないが、ネダヤスはこれからどうするつもりだ?」


「俺は宿屋で魔物の大群を操っていた奴が何者なのかを調べてみる。 あの行動はおそらくだがツヨスギール王国と何か繋がりが有りさうだったしな。」


「何を言っている!? 我が国がフモト村を襲う理由など!?」


 咄嗟に付与術師の持っていたバッチを見せるとセンシーの表情は青褪めていく。


「これは先程の付与術師が持っていた物だ、お前らもツヨスギール王国に認められた者なら持っているだろう?」


「ああ、確かに持っている……だが何故お前がそれを知っている? 外部の者には知られてない筈だが。」


「俺は未来人だからな、あの国王は未来を滅びし力で支配する世界を創り上げた。」

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