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結愛世界-ユメセカイ-  作者: 天鼠
1/1

プロローグ


ー「ゴメンね」ー


彼女はそう言った。


ー「な、、んで、、、??」ー

刹那、オレは絶望した。

そう、オレは受けいれられなかった。想いを届けきれなかった。


ー「じゃあね、、、」ー


そう言ってしまえば、彼女はいつの間にか居なくなっていた。

まるでなにかの神隠しのように。


夕方、学校の体育館裏。此処(ここ)はたしか、、、オレが通っていた中学校?


、、少し視界がボヤボヤする。


"ゴン、、!!"

「!、、イッタあ!!」


、、オレはベッドで横になっていた。


どうやら、ベッドの横にある壁に頭をぶつけたらしい。


「、、いやなモノを見た」


思い出した。あれは中3の冬、平日の、ある放課後。よくあるシチュエーションでの告白。

"好き"という気持ちが最高に高まって、思い切って告白しようとした。

でも、、、結果は否。

オレはそれから、、そう、、もう察してくれ。


今になって思い出してしまった。

もう、、忘れたい記憶だった。


、、、今思えば、あれは夢だったのではないだろうか。

そんな思考が、頭を(よぎ)る。


いや、これはただの現実逃避だ。

自分が嫌だと思ったことを、なかったことにするという「人間(ヒト)の心理」だ。


時刻は、朝7:42分。

いつもより少し長く寝入っていた。


いつも以上にダルい体を動かしながら、オレは登校しよう

、と、、()()()()()


学校には着いた。が、開いてはなかった。

今日は休日だった。


「やばい、、めっちゃボケてる」

そういや、オレはここまで来るのに同じ学生服を見てなかった。

今日はいつも以上に眠く、頭は起床していなかった。


昨日はたしか、、、朝のホームルームが副担任だから木曜日。

、、木曜日?

なら今日は金曜日であって、学校があるはず。


おかしい。今日が祝日であるということもない。


でも実際、学校は閉まっていて、とても学校があるような雰囲気ではない。


まさかと思い、オレは目を(こす)ってみた。

しかし、変化はない。

本当に休みなのだろうか。


一応、オレは小学校からの親友、ライムに聞いてみた。

すると、すぐに返事がきた。


[今日はないぞお]

と、どうやら今日は本当に休みらしい。


「さっさと家に帰るか。」

まあ、、オレが間違えて来ただけなんだけどな。


学校が閉まってると思った時には、夢の中で夢を見ているというありがちな展開を予想してしまった。









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