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第23章

 ガバメントシティの攻撃が始まり、第7艦隊は迎撃と反撃に転じる。


登場人物

 西郷 第7艦隊総司令

 エレクトラ 西郷を補佐する情報分析型アンドロイドの少女

 マルス ファントムの精鋭アンドロイドの少年

 リョーカ ファントムの精鋭アンドロイドの少女。マルスと同型である。

 プロメテウス 全長8mの巨人型ロボット。マルスを乗せている。

 アトラス プロメテウスと同型の巨人型ロボット。リョーカを乗せている。

 最初の一撃は西郷のシナリオ通り、日没前に比較的低空を飛行していたドローンへの攻撃で始まった。早期警戒機を装ったドローンで、欺瞞電波を出していたため、ガバメントシティの防衛軍に真っ先に狙われたのだろう。だが、あくまでもおとりのドローンなので、第7艦隊にとっては痛くもかゆくもない。

「欺瞞ドローン3機が撃墜されました」

 エレクトラの無表情な声が指揮管制室に響く。

「全機撃墜だね」と気楽な様子で西郷が聞き返す。

「はい」とだけエレクトラが答えた。

「攻撃手段は?」

「ラルゴシティ基地から発進した戦闘機フェニックスによるミサイル攻撃です」

「長距離ミサイルか?」

「はい、偵察機がフェニックスの編隊を捉えました。その中の数機から発射されました。二手にわかれ、第3艦隊と本艦隊を攻撃するものと思われます」

 第7艦隊の無人早期警戒機はレーダーを止め、偵察機からの画像情報を中継していたので、敵の動きは丸見えだった。

「こちらを射程圏に入れるのはどれくらいだ」

「あと5分と思われます」

「ソプラノシティ攻撃部隊の様子はどうだ?」

「発進しつつあります。フォースネット上の情報だと、早期に発進した機体群は第3艦隊と本艦隊を標的としています」

「総力戦を挑んできたか、必死だな」

 西郷は戦術ディスプレイの情報を確認すると、スタッフに指示を出す。

「フェニックスがこちらを攻撃したら、ラルゴシティに防御的攻撃宣言をだせ。それから全艦戦闘態勢。ブルーライトニングおよび上空の艦載機に艦隊防空を命じる」

 ブルーライトニングのコード名で呼ばれるのはマルスとリョーカである。マルスとリョーカはフライトユニットを着けたプロメテウスとアトラスで補給艦ヴェスタから発進し、上空待機に入る。

 程なく敵フェニックス戦闘機から対艦ミサイルが発射された。プロメテウスとアトラスは対艦ミサイルの迎撃のため進出する。

「早期警戒機、レーダー封止解除。ブルーライトニングの攻撃を支援させよ」と西郷が指示を出した。

「了解、早期警戒機、レーダー封止解除。敵機影補足、ミサイルの位置情報をブルーライトニングに伝達します」とエレクトラが復唱する。続けて西郷は管制室のスタッフに指示を出す。

「ラルゴシティに防衛的攻撃宣言を出せ。同時に第3艦隊と連携開始」

「了解。ラルゴシティに防御的攻撃宣言を発します。今! 第3艦隊と連携開始しました」と管制室のスタッフが答える。

(これは連中にとっては想定外か、想定内か、まあ、そんなことはどうでもいい。本命の攻撃をしのがんと)と、西郷の関心はミサイルの迎撃とガバメント社から発進した戦闘ロボットの行方に目を向けていた。


 マルスが乗るプロメテウスと、リョーカが乗るアトラスが対艦ミサイルの大軍を捉えた。すでに稼働を開始した早期警戒機からの位置情報を元に、両機はミサイルの位置を正確に捉えていた。プロメテウスとアトラスは右手に装着したレーザーを狙撃モードにし、ミサイルを狙う。ラルゴシティへの防御的攻撃宣言が発せられたあと、プロメテウスとアトラスは攻撃を開始した。マルスとリョーカは互いに連携し、目標を分担し、効率よく狙撃していった。すべてのミサイルはプロメテウスとアトラスにより、なぎ払われた。

 プロメテウスのコックピットの中で、マルスは新たな敵を認識した。

「また、あいつか」

 プレストシティ沖で迎撃したロボットがプロメテウスとアトラスのセンサーに捉えられていた。

「バージョンアップしているかな」とマルスが不安を口にすると、

「こちらはアトラスとの連携だ。あのときよりも条件はいい」と、プロメテウスが答える。

「それもそうか・・・ 行こうか、リョーカ」

「ええ、行きましょう!」とリョーカが答えると、プロメテウスとアトラスは敵ロボットの群れにむけ、加速した。


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