鍋食女子
鍋を食べていたら思いついた話です……。
398文字。
「そういえば昨日、鍋食べたんだけど、
あつすぎて口痛めちゃって……」
『へー鍋食べたんだ。
……え? バリバリって鍋本体を直接??』
「え……? ち、違うってば!!」
『はは! まーまーそんなムキになるなって』
「むーっ……」
……
…………
………………
そんな会話をしていた私は夜ごろに
ようやく家に着いた。
キッチンに置かれていた食べかけの鍋を
手に取り、それを口に頬張る。
ほっぺたが本当に落ちてしまいそうな
味が口いっぱいに広がり
「幸せってこういうものなんだなー」
と、しみじみ実感した。
鍋をすっかり食べ終え、
身支度も終えた私は布団に入り、
今日の思い出に浸る。
私はふーっとため息をついた後、
ぎゅーっと枕で頭を包んで、一人で今日の思い出を語りはじめた。
「はーーーっ……!
ムキになって危ないところだったぁ……。
鍋とかヤカンを直接食べるのが趣味なんて知られたら、絶対嫌われちゃう………。
これからは鍋のことを外で話さないように
しなきゃ……」
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