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俺がゲームの中に入っちゃった  作者: カメカメ
12/46

12ギルド

「さて、そろそろ行こうか?」


昼休憩を取ったのでシーラに聞いてみた。


「そうですね、ここから1番近い町だとリグルですかね」


「ここから、どのくらいかかる?」


俺としては町の名前よりも、早く町についてハローワークか何かで日雇いの仕事を貰い、宿でゆっくり寝たい。


「ここからでしたら、半日あれば着くかと」


は、半日!遠いな。


「頑張りましょう!」


「おー」



「快斗さん、あれがリグルですよ!」


「やっっと着いた」


半日歩くとか、今までの人生で無かった。


俺達は、町の入口まで行き、やはりと言うか何と言うか門番の人がいた。


「な、なぁ」


「はい?」


「やっぱり身分証とか必要なんだよね?」


「そうですね。・・・、あれ、無くしました?」


いや、元々この世界の住人じゃないんで。

何て言える訳無いよな、どう言ったら良いのやら。


「無くした人は、再発行が出来ないので、ギルドに行き新たにギルドカードを作るしかないです」


困った顔しながらシーラは言った。


「何か問題でも?」


「ここのギルドでカードを作った場合、前いたギルドの籍が消えてしまうんです。それ以外は引き継がれるのですが」


なんだ、そんな事か。

そもそも、ギルドカードを持った事ないから関係ないな。


「ちなみにカード代っていくら?」


「えーっと、確か1000ルンくらいです」


え、ルンって何?てか、1ルンいくらなの?


シーラは俺の顔を見て、お金を持ってないと分かってくれたのか、助け舟を出してくれた。


「大丈夫ですよ、私がお金だしますよ!ギルドカードと一緒にお金も落としたんですね?大体一緒にしますからね」


「あなたは女神様だったのですね?」


「え?」


そんなやり取りをし、門番の人には事情(嘘)を言って疑われたが、シーラの身分証を見せ、シーラの責任の元で俺の町への許可をもらった。


それから数分歩いた所で、リグルのギルドを見つける。


「何か思っていたのと違うな、公民館か施設みたいだ」


「何ですか、それ」


ああ、知らないよね。


「いや、何でもない。行こうかな」


「そうですね」


俺達は、ギルドの扉を開き建物の中に入る。

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