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おっちょこちょいの父

主語が大きいのはよくないです

作者: 黛ちまた

 タイトルから離れますが、たまには母の話。

 

 私はまったく母に似ていない。顔立ちから体型、体質、趣味、思いつく全てにおいて似ていない。父親が単体生殖でもして産んだのかと思うほどに欠片も似ていないのですね。

 父親にとても似ていたので(正確には父方の祖母)、不貞を疑われることもなく、家庭内不和の原因とならなかったので、そういう意味で親孝行だと思います。モンタージュの必要もないほどに父方にしか似ておりません。

 その全く似ていない母曰く、私は夜泣きもせず、わがままも特に言わず(この親に言っても無駄だとは思っていた)、大人しくて(この親に言っても……以下略)育てやすかったとのこと。まぁなんというか、なによりです。

 

 よくある子供の試し行動、私とお父さんどっちが好き的な問いを母にしたところ、お父さんとの子じゃなかったら捨ててる、と即答されました。グレるなんていう気持ちを微塵も感じさせてくれない母です。言われた瞬間ショックは受けましたが、私を選んで夫婦仲が悪くなるより良いかと思ったので、納得しています。

 

 右手の握力44、左手の握力40、走り出す時の瞬発力は若手男性にも勝る。陽キャでコミュ力高め。

 短距離走大得意、バドミントン、バレー、ソフトボール、などのクラブにも所属していた身体能力高めの母でしたが、その子供はどちらかといえば陰キャ、コミュ障、かつ全く運動神経がありませんでした。なにしろ父親似なので。

 父親の趣味は読書。運動としてはゴルフ。

 母親の趣味はスポーツ。読書?なにそれ美味しいの? 運動大好きばっちこーい!

 何処で知り合ったんだろうこの二人……と子供心にずっと謎でした。

 

 ある時家族でテレビを見ていたら、大阪の女性は豹柄を好み、年齢が上がってくると豹の顔を好むと言い切っていて、それはないな、と思いました。

 だって私の斜め後ろの大阪出身でもない母は、豹顔がプリントされたシャツに豹柄のパンツ、金髪、となにやらコッテコテだったので。

 私は言いたいです、決めつけはいけません。傾向はあるとしても、主語はあまり大きくしないほうがいいです、ここにもいるので。例外かもしれませんが。

 

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