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5周目の人生で異世界を救った話  作者: MINMI
三章 戦士団ヘリオサマナ編
131/131

130.ルドラとサリバン


 カルマはサリバンに連れられ、路地を進む。

少し進むと、とある古びた大きな建物が現れ、サリバンはその中へ入っていく。


「なんだここ……」


 建物の中は広い空間になっており、埃が積もっている。


「ここは旧戦士協会本部跡地じゃ。」

「旧戦士協会本部?」


「そうじゃ。中央国家バルテミアに戦士協会本部が移設する前はここにあったんじゃよ。」


「それって何年くらい前の話?」


「そうじゃのお。確か移設したのは50年くらい昔じゃな。懐かしいのぉ。」


「爺さんはここの戦士協会にきたことがあるの?」


「ああ。わしもここによく通っていたぞ。」

「やっぱり爺さんも戦士だったのか。雷魔術の師範なんてただものじゃないもんな。」


「ほっほ。まぁ、昔はそれなりに有名だったかの。」


「アリディアさんも昔、爺さんに雷魔術を習ったって。」


「わしは一時期ルドラと組んでいたからの。ルドラから頼まれて少し教えてやったんじゃ。」


「え!?ルドラって賢人ルドラ?」


「まぁそうじゃが。あやつが賢人とはのぉ。若い頃は仕方のないやつじゃったが…」


「それで、フィルスのことも知っていたのか。やっぱり爺さん…只者じゃないな。」


「ほれ、無駄話はこの辺にして早速始めるぞい。」


「ここで教えてくれるの?」


「そうじゃ。戦士協会というのは外部からの襲撃などの為に特別頑丈に造られとる。修行には最適じゃ。」


「なるほど。それじゃあ一体何をすればいいの?」


「ふむ。おぬしこの国への滞在はどのくらいじゃ?」

「一緒に来てる連れ次第だけど、確か3日くらいだったかな。」


「よかろう。ではおぬしはその3日でわしに一撃の攻撃を与えよ。」


「一撃を与える…そんな修行、前にもやったような…」

 

「ふ…フィルスかの。言っておくが小僧。わしはフィルスよりも早いぞ?」


「そうかよ。そんじゃ早速。」

「うむ。お主は真剣でかかってくるが良い。」


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