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5周目の人生で異世界を救った話  作者: MINMI
三章 戦士団ヘリオサマナ編
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120.次の仕事


「俺は?アリディアさん。」

 カルマも同じようにアリディアに近づく。


「ぬしはとりあえずいい。」

「えぇ……」


「うちのエースに勝ったんじゃ。ケチなどつけようもない。それに、ぬしのやることはすでに決めてある。」


「なんですか?」


「今度、ヘリオサマナからコロラド連邦のレルフ共和国ということに、隊を派遣する予定がある。」


「派遣?」

 

「外交じゃよ。そこにはガルム・プラウドの支部があるからな。」


「ガルム・プラウドって確か……」

「うむ。ヘリオサマナと同じく天級の戦士団じゃ。」


「戦士団の外交ってどういうものです?」


「・・・まぁ、ええじゃろう。ぬしも知っておいた方がいい。ぬしも体験したと思うが、近年、魔人軍による各都市の襲撃が増えてきている。

そして、緋眼の魔人も神嶺様に封じられた魔力が戻りつつあるという。

そこで、戦士協会からの後押しもあり、規模の最も大きい、ガルムプラウドとヘリオサマナで、有事に備えた連合軍を作ると言う話があるのじゃ。」


「魔人軍に対抗しうる連合軍...」


「ただの連合軍ではないぞ?賢人ルドラが達成できなかった、目標は緋衣の魔人の殲滅及び、緋眼の魔人の討伐じゃ。」


「殲滅に討伐、それはすごいですね..。それで俺は何をすれば……」


「なに。ただの道中のボディガードじゃよ。

第一回目の会談のための使節団じゃからな。万一の場合の腕利きの戦士が欲しいのじゃ。」


「なるほど…要は仕事ですね。」


「それだけじゃないぞ?到着後の会談は使節団に任せれば良いからの。ぬしにはレルフ共和国にいるある者に会ってこい。」

 

「誰ですか?」


「雷系の基礎魔術を作った師範代じゃ。」


「雷系の基礎魔術を作った人?」


「うむ。わしも昔、雷系の魔術についてはその方に教えを乞うたものじゃよ。」


「もしかして……それって…魔剣?」


「そうじゃ。ぬしの応徳魔術 魔剣はまだまだ強くなることのできる幅がある。」


「雷魔術の第一人者を尋ねて、その幅を広げてこいと?」


「うむ。ぬしはその遠征で雷の魔剣を仕上げてこい!」


「はい!」

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