第七話 カラオケとダークマター
「「「「かんぱーい!」」」」
なぜか説明会が終わった後にカラオケに来ている。
「え、皆さん初対面ですよね?」
「そうだよ」
陽キャすぎだろ....なんでこんな...しかも浮気が発覚した例のカラオケ屋だし...
「八幡さん」
「ん?」
「帰っていいすか?」
「いいわけないだろ?」
「はぁ...」
大谷さんは酒ガンガン飲んでるし。20歳超えてるのかよ
「じゃあ私から歌うね〜」
「よっ!」
陽キャのノリは苦手だ。すぐに帰りたい。てかなんだよ、俺は中の人とか進んでカラオケ行く人とかいないと思ってたのに。
「白銀さんが姉とかどんな生活なんだよ羨ましい〜」
「姉さん家事全くできないから僕が全部やってます」
「俺なら喜んで自分からやるね。やってるじゃなくてやらせてもらってるになるわ俺なら」
prrr...prrr
「あ、すみません」
姉さんからだ..とりあえず部屋から出るか
「もしもし?」
「もしもし?大知今どこ?」
「なんかよくわからないけどカラオケにいる」
「誰と?なんで?」
俺が聞きたい
「四期生メンバーでなんでかはよくわからない」
「ごはんまでには帰ってこれそう?」
「うーん、わかんない」
「じゃあ私作っとくね」
「え、姉さん作れるの?」
黒焦げのものができそうだ...怖い
「失敬な!じゃあ作っとくからね!」
「あれ?今日配信は?」
「大知が事務所行ってるときにもう終わらせたよ」
「そうなんだ」
「ばいばーい」
「はーい」
なんか不安だな...早く帰ろ....
「誰から?」
「姉さんから」
「なんの電話だったんだ?」
「ご飯作っとくっていう...凄い不安」
「えぇ?でも白銀さん聞いてる限り大学生でしょ?ご飯作れないの?」
大谷さんは何も分かっていない。
「今度送りましょうか?姉さんが作ったダークマターの」
「ぜひ」
「てかグルバつくっとかない?」
「いいねそれ!」
「僕作っときます」
「よろ〜」
「よし!カラオケで点数対決しようぜ!」
「えぇ〜?うち歌枠する予定だから負けたらしんどいんだけどー」
「いいのいいの!」
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「ただいまー...って何この匂い」
焦げたチョコの匂いがする...
「お、おかえり大知!」
「姉さんまさか..」
「ごめんね?私もちょっとやってみたくなっちゃって...!」
「あーあ...」
写メとってグルバに送っとこ...
「俺作るから...もう作らないで...」
「ご、ごめん...」
最近ネトフリでM-1見てます。2018のスーパーマラドーナ面白いっす