第六話 キャラ
会議室に行くと、俺以外に三人いた。男女女だからちょうど2:2。どっちかに偏りすぎてなくていい
「お!男じゃん。よかった〜」
「よろしくおねがいします」
「え〜?高校生じゃん!」
「若いね」
「いえいえそんな..」
全員大学生ぽかった。俺だけ高校生。しかも一年生。泣いた
「俺八幡哲也!よろしくな!」
「私は小西さや。よろしくね」
「私大谷茅!よろしく〜」
「僕は柳大知って言います。よろしくお願いします」
「たいちっていい名前じゃん!同期だし敬語なくていいよ!」
「いえいえ、年上ですから」
そんな他愛のない話をしているとマネージャーさんらしき方がやってきた。
「どうも、四期生全体マネージャーの山下胡桃です。これから皆さんには」
「殺し合いをしてもらいます?」
「違いますw一瞬私も思いましたが違います。マニュアルとかを渡して配信の説明と、各自のキャラの説明をします。まずマニュアルを渡しますね」
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「と、まあマニュアルはこんな感じです。ここまででなにか質問はありますか?」
誰も手もあげないし声も出さない。
「では、各自のキャラを説明しますね。まずは大谷さんから」
「はい」
「大谷さんのキャラは籤蜜ラメ。デザインはこんな感じです」
「美人系ですね!とてもいい!!」
「満足されたようで何よりです。性格はそのままで大丈夫です」
「了解しました!」
「次に八幡さん。八幡さんは三城ハルキでデザインはこんな感じです」
結構かっこいい。俺が現実で憧れるようなデザインだ。
「ストリート系ですか?」
「そんな感じです。なのでちょっとチャラチャラした雰囲気にしてもらえると」
「おっけーです!」
「で、次に小西さんなのですがこれがちょっと厄介でして..」
「え?なんでですか?」
「デザイン担当が「バチバチのお姉さん系書きたい!」とか言い出しましてこんな感じになっちゃって...」
「なんかタバコ吸ってそうな人ですね」
「それで名前が四宮しずくなので結構大人っぽい感じでツッコミ役に回ってもらいたいのですが...」
「大丈夫です!元々そんな感じなので!」
「よかったです。最期に柳さんなんですけど...名前が白銀たいちでキャラデザがこんなかんじなんですよ...」
「てことは...」
絶対姉弟キャラだ。
「お察しの通り姉弟キャラです...」
「え?たいちくんがなんで姉弟キャラに?」
「メタ的な話になるのですが柳くんのお姉さんが白銀あみでして」
「えぇ!?たいちマジ!?」
「マジマジのマジです」
「うおお...」
「あと性格はゆったりめでお願いします。できれば女性人気が出るような」
「了解です」
「え?なんで女性人気が必要なんです?」
大体わかる。今αには女性人気な人がいないからだ。確かにコアなファンの中には女性人気のあるVもいるが、フッ軽の視聴者がほしいということだろう。
「α♧には女性人気を持つVがいなくて今女性人気を集めるのに躍起になっているんです。なのでできれば八幡さんも」
「了解っす!」
「あと、初配信は八幡さんが7/12、小西さんが7/13、大谷さんが7/14、柳さんが7/15となっております」
「これ順番に意味とかあるんですか?」
「特にはないです。上があみだくじで決めました」
「了解です」
「ではこれからPCの説明をさせていただきます」
今日何話も投稿してるのでよかったら確認お願いします。