第四話 Vtuber
「ただいま」
「おかえりって..大知?がちでやばい顔してるよ?」
「いや..なんでもないから配信準備してきなよ」
「いいや!これに関しては私の今日の夜ごはんにも影響するから聞く!配信は機材トラブルって言ったらなんとかなるし!」
結局自分の為やないかい
「いいの?毎日配信記録が途切れるよ」
毎日配信記録は562日目で後もう少しで二年達成だ。だからここで途切れさせるわけにはいかない。
「八時からとかでいいの!」
「えぇ...」
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「うわぁ...エグいね。そいつ道永ってやつに言って大知に言ってないし」
「うん,,,,」
「よしきめた!大知!Vtuberになろう!」
「なんでそっからその話になるんだよ...もうちょっと傷心させてくれよ...」
「オーディションは一週間後だし大丈夫!十分傷心できるから!」
「そんな...」
「もう送っちゃったし!そもそもそいつらにかまってる必要なくない?もう切り捨てたらいいよ!」
「もう送ったの!?確かに姉さんの言ってることはそうだけど...」
確かに姉さんの言っていることは正しい。正しいのだが...
「かのゆり$%!%リィバァも言ってたじゃん!落ち着いていきや―って」
「古い」
「ひどい」
「てかもうこんな時間だし先ごはん食べる?」
「そうだね!!食べる!!!」
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「ご馳走様〜」
「はーい」
「じゃあ配信してくるね〜」
「頑張ってきてねー」
久しぶりに姉さんの配信見ようかな...Vtuberのオーディション受けるんだったら..
「どうも!α♧所属一期生の白銀あみです!」
よくよく考えたら下の名前一緒って結構キツイことしてるな。
---コメント---
機材トラブル大丈夫だった?
こんあみ〜!
こんあみ〜!
こんあみ〜
こんあみ!
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「機材トラブルは家族に直してもらった!」
本当は機材トラブルなんてないけどね
「今日は|アタブラ《大乱闘アタッシュブラザーズ》をしていくよ!」
---コメント---
待ってた!
アタブラ参加型?
参加型やっても俺らが蹂躙されるだけだろ
デスヨネ―
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「じゃあチーム戦で私対視聴者やる?」
---コメント---
それ前やっただろ
しってた
それでも蹂躙されるんだなぁ
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「まぁ今回も視聴者参加型やるよ〜!パスワードはこれ!」
うーん..俺も参加するか。
---コメント---
怖すぎて誰も現れないw
やるやつなんてイキりか初見くらい
初見でも噂回りすぎてこない
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「今回も数分待たないとこないかな?」
バン
「お!誰か来た!って初期アイコンじゃん」
---コメント---
初期アイコンで名前β?
聞いたこと無い人だな
初見の初心者か?
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速攻で新しいアカウントを作って入った。こういうときのファミリープランだよな
「よーし!やってやろうじゃない!スタート!」
---コメント---
まぁどうせ蹂躙されるんだなぁ
しかもヨーグルト?最弱キャラじゃんw
これで勝てるやついない
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「うえぇぇぇ!?負けたんだけど!」
---コメント---
え
動きが気持ち悪いくらい無駄なかった
俺達の白銀が負ける..だと
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「もっかいさせてくださいβさん!お願いします!」
ストレス発散できたからもうやだ。やりたくない。けどここで落ちたら批判が凄いことになるからやるしかない。
このあとトレンドに乗るまでボコボコにしたのは次のお話
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