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第十六話 α♧に絶対入る

「キッチンからこんにちは〜α♧所属四期生の白銀たいちです〜」


やっと始まった。私の推しの配信が。


---コメント---

こんしろ〜

ブラコンに対して冷静な弟がきた

こんしろ!

--------------


「姉さん...の話はまた今度にして今日はご飯を作る配信をやろうと思うよ〜」


どんな手してるんだろ...毛深かったらやだな


---コメント---

リアル大丈夫?

ボウルいる?

あのダークマター生成器の弟はご飯が作れるのか!?

--------------


「リアルは大丈夫〜金属製のもの使わずにするから〜。何作る〜?食材は結構姉さんの貯金で買ったから何でも作れるよ〜」


手が一瞬見えた!色白でかっこいい手だった!!!


---コメント---

ふーん?

【朗報】あみ、弟のATM

逆にそそる

--------------


「人聞きが悪いね〜...姉さんが料理配信するならって買ってきてくれただけで僕から頼んだわけじゃないもん」


なんか言葉すべてがかわいい


---コメント---

そうしといてやろう

ATMのほうがまだよかった

白銀家って血つながってるの?

--------------


それは私も思っていた。本当に血がつながってるなら別にいいけど、血繋がってなかったら同棲だけでも嫉妬で姉の方を殺したくなる。


「え?普通に血繋がってるよ〜。てか多分α♧の運営方針的にそうじゃないと姉弟キャラとか姉妹キャラとかしないんじゃない〜?」


よかった。私の嫉妬心が溢れずに済む。


---コメント---

あみが姉とかどんだけ幸運なんだ???

その人生何回リセット繰り返したらプレイできますか

逆にたいちくんの姉とかいう人生どうやったら歩めるの

--------------


「じゃあ何作ろっか?」


---コメント---

オムライス

ハンバーグ

とんかつ

肉じゃが

マカロニサラダ

--------------


「肉じゃがとマカロニサラダ...いいね。肉じゃがとマカロニサラダ作るね〜」


---コメント---

( ・∀・)イイ!!

私:たいちくんの作った料理なんでもいいから食べさせてほしい

↑わかる

--------------


トントントントン


「うちの肉じゃがは人参入れないんだ〜」


---コメント---

なんで?

人参いれないとかある?

肉じゃがに人参とか外道

--------------


「姉さんが人参嫌いでさ〜...この食材の中にもないでしょ〜?」


たいちくんの作ったものなら何でも食べれる...


---コメント---

人参嫌いなのか

初耳。何でも食べれるとか言ってたのに

白銀あみ:ちょ、ちょっとタイチ?

--------------


「あ〜姉さん〜。ごめんね〜」


---コメント---

白銀あみ:ゆるす

はや

さすがブラコンw

--------------


そりゃたいちくんからこんなゆるい声で言われたら誰だって許す


###


「まぁこんなかんじかな〜。あとは盛り付けて...完成〜!」


---コメント---

マジでうまそう

私女なのに負けた...

同じ男なのに....

スパチャまだ?

--------------


何万出してもいいから食べたい。。


「スパちゃは今申請してる途中だよ〜!あ、それと十万人ありがと〜!!!」


---コメント---

十万人!?

早くね!?

これもαのシナリオ通りか

--------------


「姉さ〜ん?見てるなら降りてきて〜」


「はーい!!」


「こっからカメラ回したら危ないから机に突っ伏しとくね」


羨ましい...たいちくんと食べたい...


「いただきます。んん!美味しい!!」


「それはよかった」


よし、私決めた。次の応募でα♧に絶対入る。

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