第3話 冒険者ギルドでからまれる?
「おいおい!こんなガキが冒険者だってよ!てめぇみてぇなガキが冒険者だと冒険者の価値が疑われるんだよ!さっさと家に帰ってママに甘えてな!」
誰か子供が絡まれてるみたいだけど、どこにも見当たらない…助けようと思ったけど、どこにもそれらしき子供がいないどこだ?それにママか…神様の僕からしたらいた事ないから羨ましいな。
突然目の前にいた男が
「この俺を無視すんじゃねぇ!」
と、言いながら僕をめがけて剣を振り下ろしてきた。しかし、まぁこれでも神界の中でも最強の神様だからね。スローモーションどころか、止まって見える剣を余裕でかわす。反撃もできるけど犯罪者や、魔物だったら殺してもいいみたいだけどね…力加減が難しい。と言うか、今思ったけど…
「ガキって僕の事!?」
これでも5000歳超えてるのに…もうすぐで1万歳なのに…しかも神界は、時の流れが遅いからこっちの世界のこと何億年も前から知ってるのに…子供に間違えられた。
「すみません……僕の事子供に見えますか?」
悲しい…実際悲しそうな顔をしていたらしく、剣を振り下ろしてきた男は……
「なんかごめんな…俺なかなかランクアップが出来なくてイラついて当たっちまった…俺はダランって言うんだ。Dランクの冒険者だ。ガキって言われてそんな悲しそうな顔をするってお前さん一体何歳なんだ?」
「軽く1000歳を超えてます…後ゼンって言います。まぁ、こんな見た目だから仕方ないですけどね…」
そして!なんやかんやあって、ダランさんと決闘をすることに…ナンデ!?ホントになんやかんやあったんだよ!
〇〇数分前〇〇
「いや…何かありがとな!こんな会話してたら、イラつきもなんかどうでも良くなったわ。たまにゼンにガキって言ってストレス発散しに来ようかハハハッ!!」
ダランさん酷い!人のコンプレックスをストレス発散なんて…
「ダランさんそんな事したら泣きますよ…」
と、泣きそうな顔で言ってたらしい。
「ごめんごめん…冗談だよ。」
すると突然後ろから声がした。
「ゼンと言ったか?どうかコイツを許しやってくれ元々子供に甘いくせにこんな事して泣かせそうになると、タジタジになるんだよ。面白いやつだろ?」
僕の目線に合わせてしゃがんでいたダランさんが飛び上がる勢いで立ち上がった思ったら
「ゲダンギルド長ご無沙汰してます。」
突然敬語で後ろにいた男の人に挨拶をした。
「そんな畏まらなくていいって毎回言ってんのに、こんな小さなギルドのギルド長だぜ?ほらゼン、コイツこんな真面目なくせにこんな事したんだよ。許しやってくれ。」
この人がギルド長か、ゲダンさんって言うんだ。と言うかダランさんって思ってたより優しい?真面目?…
「ハハハッもういいですよ。ダランさんって見た目以上に優しいですね。何でこんなことしたんですか?」
僕の疑問にゲダンさんが答えてくれた。
「コイツなもう少しでCランクになれるんだが、なかなかな後一歩届かんのだよ。後は指定依頼を1つクリアでランクアップできるんだがその依頼が、とあるCランクの魔物の討伐…これはランクアップの時に聞いてくれよ突っ走って新人冒険者が死なないように指定依頼の情報を伏せてるんだから、で、この依頼を後一歩の所でクリア出来ずイライラしてたんだろうな。」
そうだったんだダランさん頑張って欲しいけど僕に何か出来ることないかな?と思っているとゲダンさんが、僕に話しかけてきた。
「ところでゼン…お前強いだろ?」
何のことだろう?まぁ、そりゃ神界でも最強だったから強いとは思うけど…
「は、はい。強いとは思いますけど…」
ゲダンさんが驚きの提案をしてきた。
「ダランと、手合わせしてくれねぇか?もちろん手加減しろよダランも低ランクだが、そこそこの実力はある。ダランも子供の見た目のゼン相手だから手加減は、していたと思うがその攻撃を余裕でかわすような、お前と手合わせすることで、見えてくるもんもあるかも知んねぇからな!」
そんな感じでダランさんと手合わせすることになりました。手加減難しいけど大丈夫かな?
僕の全部短いですよね…普通の小説の1ページ位は、あるといいんですけど。