第1話 はじまり
前回の、投稿でプロローグが大量発生(2個だけ)しました。
申し訳ございませんでした。
「じゃあね、レイくん。」
「またね、ゼンくん」
こうして、僕は、はじまりの町『コート』の近くの森へ転移したのだった。
おぉ~!!ここが森かぁ~
僕は、初めての下界に興奮していた。
とりあえず、『コート』に向かうかぁ~、とその前に持ち物確認しないと、えっと···着替えにお金に愛刀、よしっ、3つそろってるし、
「出発進行~♪」
···
僕が、レイくん大丈夫かな?とか、下界って、どんな感じだろう?とか、色々考えてるうちに、森を抜け、はじまりの町『コート』の前まで来ていた。
「すみません。町に入りたいんですけど···」
僕は、門番さんに話しかけた。
「どうした、1人か?」
「はい!」
「町に入りたいなら、まずは、身分証明書を、持ってるか?持ってないなら、犯罪歴···つまり、今まで悪いことをしてないかを確認するから、この水晶に触ってくれるか?」
「はい!」
さわると水晶が、真っ白にひかり出した。
「おぉ、スゲーな!真っ白は、今まで1度も嘘すらついたことがないってことだ。」
確かに嘘はついたことがない、さらにいえば素直すぎるという理由で主神にはなれなかったのだ。その点レイくんは…腹黒い…僕と二人きりの時は、あんな感じだけど、ほかの神との会話を聞いてたらこっちが怖くなる。それは、さておき、お礼を言った。
「ありがとうございます!」
「次は、名前教えてくれるか?」
「はい!ゼンって言います。」
「後は、ゼンお金持ってるか?」
「はい!」
「じゃあ大人は銀貨、1枚子供は銅貨6枚だからど···」
「銀貨1枚ですね?」
「いや16歳未満は、銅貨6枚でいいんだぞ。」
そう!この世界の成人は16歳…だけど、僕は、一応(元)神様でざっと1000歳はゆうに超えているのに…この身長ハァ…
「僕は、もう16さい超えてますよ!」
「そうだったのか!これは、失礼なことしたな。まぁ嘘つくとは思えねぇしホントだとは思うけど…」
うぅ…でも、歳の方は僕の方が上だもんね!!
「大丈夫です。慣れてますから。」
「そ、そうか?それにしては…ゴホンッでは、改めてようこそ、はじまりの町『コート』へ!」
すると、門番さんがいそいそと、何かを持ってきた。
「これが、仮の身分証明書だから、一応これを持ってたら自由に出入りできるが、まぁ何か仕事につきゃあ正式な身分証明書が、手に入るからそこで貰え」
これが僕の旅の、始まりだった。
…あ!門番さんの名前聞くの、忘れてた!
…後日、ガモンさんだと教えてもらいました。