プロローグ
突然だけど、僕の名前は、ゼンっていうんだ。身長は、かなり低くて、みんなで言うところの、小学3~4年生くらいかな。こう見えて、主神の創造神レイに、次ぐ第二神(準神)の全知全能神なんだ。
「ゼ~ンッ!」
とレイくんの声がした。
僕は、すぐにレイくんの元へ向かった。レイくんを見つけて僕は、すぐさま頭を下げた。
「何でしょうか?レイ様。」
「少し2人で、話したいことがある。」
「分かりました。」
レイくんの部屋に着いた。
僕から話しかけた。
「どうしたの?レイくん。」
突然レイくんが泣きだした。
「どうしよう!ゼンくん。」
「何があったの?」
僕は、レイくんに聞いてみた。
「実は、···」
レイくんの話しを要約するとどうやら、
僕の能力『全知全能』の力が主神である
レイくんの地位を脅かす存在だから殺せと、
他の神々が言ってくるらしい。
レイくんが話しだした。
「いつもゼンくんは、俺を助けてくれたじゃん
それに、ライバルで、親友で、俺が主神に選ばれた時は、1番喜んでくれて、そして今まで俺を慕ってくれて···」
僕は、そういやそんな事も、あったなと思いながら、聴いていた。
「やだやだ、やっぱり親友を失いたくない、
ゼンくんと離れたくない。俺耐えられるから、
やっぱり、一緒に居て。」
僕は、こう答えた。
「いやダメだ、そんなことしたらレイくんの立場が悪くなる。僕は、死ぬよ。」
仕方ないことだと僕は思った。
けど、レイくんは、違った必死に頭を悩ませている。そして、レイくんに少し笑みが戻ったと思ったら、口開いた。
「ゼンくん提案なんだけどさ、下界で俺を待っててくれない?俺、絶対に会いに行くから。今はまだ無理だけど、いつか主神を辞めて、ゼンくんのところに行くから!」
ビックリしたけど、もちろん返事は、
「わかった。待ってるね。」
こうして、僕の下界での生活が始まった。
こんにちは、全零です。
2柱の名前の由来を公開します。
・ゼン···全知全能→全→ゼン
・レイ···創造→創造する前→何も無い→零
→レイ
最後に僕
・全零(作者)···ゼン·レイ→全零