また居なくなった。
なんと旧作では前回で最終話だったのに、もう越してしまった! まだ、旧作の半分くらいしか進んでないのに……!
読んでいただきありがとうございます!(’-’*)♪
おはようございます!(先に言うべき)
学校、仕事、色々頑張りましょう!
学校……(T-T)
046
「うーん……」
久しぶりに大きなあくびをする。昨日は、大分疲れていたようだ。もうすでに太陽が真上にあり、お昼頃だと考えられた。
って、お昼!?
「深鈴!」
「ん……んん? なあに……」
寝癖のついた、頭のまま深鈴はライルに方へ寄ってきた。
「なに、どうしたの」
「もう昼だ」
「そうね。よく寝た。……あれ? ニトは?」
ん? ニト? いないから、深鈴のところにいるのかと思ってたけど。そっちにもいないのか?
「ニト、ご飯の準備でもしてるのかな? 昨日のこともあるし、心配だなぁ」
「そうだな」
具合が悪いのに、無理に動いているんだったら、危ないしな。
「私、ちょっと見てくるね」
「うん、よろしく」
深鈴は、川沿いに向かってノロノロと走っていった。
のろいなぁ。全く、心配なんだか、めんどくさいんだか、よくわかんない行動をとるよな。
こう見ると、深鈴、身長伸びたな。前は俺より低かったのに……
今じゃ、比べ物にならないくらい、俺が低い。まだ小学生だし。
「うーん。暇だな。魔法陣を上位にあげる。やってみるか」
上位にあげるって言われても、そもそも、俺はどうやって中位にあげたんだろう。そこが分かんないといけないんだよな。
今までやって来たことと言えば、イメージトレーニングと……んん? 他に何したっけ?
イメージしては、魔法をぶっぱなしてたけど。もしかして、スキルの数? 何十個から、中位。何十何個から、上位みたいな?
「……ゲームをしてるみたい。やったことないけど」
とりあえず、スキルの数を確認して、と。
―ステータス―
名前 ライル・リ・トリーユ
称号 守神遣い 貴族の長男 魔法科学校3年生
レベル 67
魔力 240000
体力 魔力と一緒
属性 闇 炎 風
スキル 魔法陣 浮遊 聞き耳 観察 言語理解 転移 鎌鼬(闇、炎、風) シールド 竜巻(闇、炎、風) まねぶ(学) 突進 属性付与 空中蹴り
魔法 属性のなかで、自由に作成可能。
つまり、『∞』
……おかしいな。あれから、魔法陣で練習していないのに、スキルが増えてる。まねぶ? かっこ学って何だ?
「おにいちゃーん!! ニトが、ニトがどこにもいない!」
深鈴が、慌てた様子で駆け戻ってきた。
「はっ!? ニトがいない?」
「川にも、どこにもいない! 焚き火をした痕もないし、もしかしたら、寝てる間にどこかいっちゃったのかも!」
どこかに行った? いや、そんな馬鹿な。
「あんなに具合悪そうだったのに、大丈夫かな……お兄ちゃん、とりあえず、探しに出よう!」
「探すって、この広大な大地を歩き回るのか?」
ライルの発言に、目を丸くした。はっと、我に帰り、なにかを訴えるような目で、見てきた。
俺にどうにかしろと言いたそうだけど、俺にはどうも出来ないと……
「……浮遊か」
でもなんで、深鈴がそれを知っているんだ? 俺、話したっけ? まあいいや。
「早くっ!」
小学生のように、はしゃいで、ライルを急かす。
お前は、何歳時だよ。こんな大事なときに!




