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邪気吸いの魔剣士  作者: nobady
0章、魔剣に会うまでのスローライフ
4/10

3話、村に奴隷が来る(前編)

一応後編はかけてますがじっくり見直して投稿します

目が覚めた、起き上がれない


腹筋をいじめ過ぎた、筋肉痛でバッキバキなんだが、、

ってか筋肉痛になってるならヒーリング意味ないじゃねーか!?


ー当たり前ですよ?その魔法は転んだ擦り傷を治す程度で筋肉痛や怪我を治しませんから


いきなり頭の中で声を出すのは勘弁してほしいな、全然慣れないんだがこれ


ーそうですか、それもあと数分までですよ。いきなり頭から話しかけることは無くなりますから安心してください


それはどういう意味?


ー私が居る空間が消滅しますからね


はぁ!消えるのか!?


ー心配してくれてるのですか?


えっあっ、、当たり前だ!大体投げやりの方向性を言われて

はい、さよならは無責任過ぎるだろ!?


朝から感情をすっごい揺さぶられてるわ、初めてだわこんな体験


ー女は男を振り回すものですよ?


自分で言うなよ!?


ー最後くらい、いいじゃないですか


おいやめろ、そんなしんみり言ってくるな、、反応に困る


ーやっぱり心配してるんですね?


、、、、ああ、してるさ


ー先に言わなくてごめんなさい


最後に、頼みを聞いてくれるか?


ーなんですか?


名前、付けてもいい?


ーえっ?


サキュバスが初めて素っ頓狂な声を出した、意外だな


ーい、、意外なんて失礼な!なんで名前をつけたいのですか!?


怒ってるのに、なんかテンション上がってるぞ、、、声だけでもわかる動揺が伝わる


そりゃあ、最後までサキュバスって名前じゃ嫌だろ?

ってか思い出すたびにサキュバスなんて悪魔の種族がいたら思い出すたびにサキュバスサキュバスでサキュバスがゲシュタルト崩壊起こしそうだし


何より俺が嫌だから付けたいし、、なにより、、まぁいいや


ー、、、ちなみになんて名前をつけたいのですか?


センスはないけど、リアって名前がいいかな


ーわかりました、リアでいいですよ


あれ、リアが気に入ったのかな、ってリアが嬉しそうな声で返事をしてくれた


ー最後にいい名前をくれてありがとうございます


構わない、俺は覚えてるからな


ーあ、もう私のいる空間が消えます。またお会いしましょう


わかった、またなリア


落ち着いた声ではい、と返答された後に何度かリアと呼んだが返答は無かった


さぁ、俺は頑張って行こうか!無理矢理気分を上げて行くか

チュートリアルモードが終わったと思えばいいかな


悲しいけど俺は忘れない。見守ってくれよ、リア


少し時間が経ち朝食を家族で食べていると、お母さんが思い出したように話しかけてきた


「そういえば、村で噂になってるのだけど村に迎える奴隷を確保したみたいですね?」


村で奴隷を迎える、、って言うより買うってのが当てはまるんだが、おかしく聞こえるがこの世界ではよくある事なんだよね


村ぐるみで奴隷を買って村の人口を増やす、村は人口が増えて喜び、奴隷は新しい人生をやり直せるから利益共有があるように見えるがリスクもある


村が奴隷を買いすぎたら奴隷に支配されるかもしれないし、奴隷は何されても文句が言えない立場だから一歩間違えたら奴隷は色々と危ないんだよね


「買いに行った村長の手紙によると一家と女の子の孤児を買ったらしいな」


父さんの補足が入るが兄さんが驚くように口を開いた


「女の子の奴隷って珍しいね、何かあったの?」


なぜかばつが悪そうに父親が顔をしかめる


「魔族の犠牲になった子だ」


その一言に皆が察した、魔族に拉致されたんだと


「何に拉致されたんですか、、?」


「、、、ギルズウルフだが襲ったのはギルズゴーストだそうだ」


みんな苦い顔をした、それもそのはずだ


ギルズウルフ、本に書いてあったけど人狼族に属する

人を奴隷か食料にしか見てない種族なのだが、食事の仕方が酷い


あいつらは極度に緊張させた肉を好む、つまり

殴ったり精神的に追い詰めて食い散らかす


ひどい時は生きたまま檻に入れた同族の目の前で甚振りながら食い散らかすのだ


「受け答えはできるが、精神の大半が食われたらしく、、もう元には戻らない」


ウルズゴーストはウルズウルフの亜種だけど、食うものが違う

人の人格とも呼べる精神、人によっては魂と呼ばれるのを食べる、食べられた人は生きる屍になり感情が消滅する

残りカスのような精神、いや、、生命維持で身体を動かすからタダの機械に近い動きしかない、思考しないため日常会話も成り立たない


「ちなみにうちで引き取る事になってるから、母さん頼んだぞ」


「はい、ならいっぱい頑張ろうかしら、、せめて穏やかに過ごさせたいわね、、」


話が終わったみたいだし魔法の訓練に行くかな。

席を立ちドアに向かう、まず声を発したのは兄さんだ


「部屋に戻るね」


母さんは優しい笑顔で頷いた、兄さんがそれを見て席を離れる


「俺はやることあるから出かけてくるよ」


「あら、どこに行くの?」


母さんは俺がまだいたずらすると思って聞いてきたみたいだ


「魔法の訓練だよ、試したい魔法が何個かあるんだ」


「そう、けど昼までには戻りなさいね?」


「わかった、じゃあ行ってくる!」


「やっぱり、、別人?新しいイタズラかしら」


遠くから父さんに向かい話しかける声が聞こえたがちがうから!


家からでたら、田舎の村らしく作物と畜産が溢れてる


裏手には森がある、森に行くか


「ちょっとまちなさい!」


知ってる女性の声がしたので声の方を振り返ると、茶髪でショートカットの髪型をしたマリアが居た


「なんだよ、マリア?」


「あんたなんで昨夜に家にこなかったのよ!?」


あー、あれか?昨日来なかったから怒ってるのか?


「皆で食べることより興味があることができた」


マリアがすごいびっくりしてるや


「はぁ!?あんたどうしちゃたの!?」


「やりたいことできたからな」


真面目に答えたら腕組みをして突拍子も無い事を聞いてきた


「あんた私が好きじゃなかったの?」


ストレートだなおい

もうその気持ちは死んではないけど今から関わるものに巻き込みたくない


「安心しろ、好きじゃなくなったから兄貴によろしく」


俺の胸になにかが刺さった、けどマリアは無表情になってて


「あっそ、うっとおしかったからよかったわ」


そう言ってマリアはどこかに行った、弄ばれてたか

女は怖いな、、


見送った俺は、本来の目的のために森へ向かった


まず何しようか、、そうだ!


クリスタルヒーリングを発動する際に気持ち悪かったから無詠唱をしてみるか


「あの身体に這うような蛇のような感じで魔力を動かしたらなんとかなるかな?」


イメージするんだっけ、試しにしてみよう?


右手を前に出して、、、蛇が身体を這うように、、あれ?気持ち悪くない?まるで水が出るように自然に右手に魔力が集まっていく


少しして右手に透明なボールが出来上がった、試しに飛ばしてみるか?


、、、どう飛ばすんだろ?とりあえず念じてみる


飛べと念じだらふよふよと浮かんで目の前の木に当たった


、、、あれ?木にはダメージが無いみたいだ?なんだこれ?


これは攻撃なのか?自分に当てて見てもすり抜けるだけだった。


動物に当てたり木に当てて試行錯誤したけど結局あの魔法は何かがわからなかったよ。本に書いてるかな、調べてみよう

しかし、、魔力を使いすぎると気だるくなるっていってたからこれが魔力切れか、、フラフラする


そろそろ日の高さから見て昼みたいだし戻ろう、フラフラしながらも家に向かった

リアの空間は消滅しました、疑問点があったら言ってください

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