1話、転生?思い出した!
平成最後に投稿
はっ、、、
目がさめるとウッドハウスみたいな屋上が視界に入ってきた
頭が軽い、、なんだこれ、、ここどこだ、、?
今わかるのは天井は木製でベッドで寝てたんだな
だんだんとわかってきた、ここは俺の部屋だ
身体を起こして周囲を確認したが、、別に気になるものはない。昨日も印象に残ってるのはマリアにイタズラして逃げた位だ
でも、、、なんか違和感あるな、いつもより手が小さいし肌がみずみずしい、、気がする
立ち上がっても、視界がこんな下にあったっけか?
、、、待てよ、俺は誰だっけ?レン・アグリス、、あれ?五十嵐錬だよな?
、、思い出した!
あのサキュバス、やってくれたわ!
あいつの目論見通りなら今14歳の体じゃねーか!
まだ聞きたい事あったのに!
思わず地団駄を踏んだが冷静になれ、、
そう、クールになろう。なっちまったものは仕方ないしな
まず、、今の状況を考えてみようか?
とりあえず今の俺の名前はレン・アグリスって名前だな。レンって名前が重なってて良かった
今住んでる村の名前はアンクルマイト国の辺境の地にあるマーモット村らしい、家族は両親と双子の兄が1人か
、、幼馴染にマリアって同じ年のがいるが兄が好きで俺は眼中にないみたい、俺は好きだったみたいだがな
変に着いてきても仕方ないから好都合だ、兄にくっついてもらおう
そしてされたものは仕方ない、とりあえず何をするか、、って腹減った
さぁ、朝食を食べに行くかな!
自室を出てリビングに出ると、母さんが、食事の準備をして兄が本を読んでいた。父さんは席に座ってた
「おはよ、レン」
「おはよう、キーフ兄さん」
俺が挨拶をしたら兄さんが珍しいって顔をしたがすぐにまた本と格闘しだした
兄さんは魔法と武術の名門であるイーサント大学校に入りたいと言って勉強してるからね
僕はいつも食事を食べる席に座り、食事を待つ
「おはよう、レン」
「おはよう、母さん」
「珍しいな、レンが挨拶するなんて」
「珍しいってなんだよ」
僕が笑いながら言うと父さんから変な顔をされたよ
でも、この日常はとても穏やかで好きだ
農作物を必死に耕し村の名産品を作る父に家計を支える母、天才だか向上心が強い兄
素晴らしい家族だと思う。それに比べて記憶を思い出す前の俺は、、そんな兄さんや両親に対して内心は劣等感に苛まれてたみたいだ
思い出してよかったな、俺、、
さぁ、考え方を変えるぞ!
出されたミネストローネに近いスープとパンを食べるけど、、
なんか、両親の視線が痛い、、俺が味がわからないくらい見てくる
「今日どうしたんだ、、?」
「え?何が?」
父さんの発言に思わず疑問に疑問を返してしまった
「イライラはしてないのか?」
「する理由がな、、」
思い出した、両親に冷たく当たってたのか俺は、、反抗期、、いや、、これは、、
「する理由もないよ」
「明日は嵐か、、?」
父さん、なかなかに失礼なことを言うな
考え方を変えただけだよ
「明日は晴れだよ、うん」
早々と飯を食べた、なんか居づらかったから部屋に戻りたい
「ごちそうさま、部屋に戻る」
俺は自室に戻ろうと立ち上がって
「反抗期がもう終わったのか?」
「さ、、さぁ、、?」
裏からする両親の失礼な発言はスルーする
俺は自室に戻り、何をするかを考える
まずこの世界を知りたい、ここでスローライフ送るのもいいが何も知らないままはもったいない
けど今すぐ出ても何も出来ないから出るなら来年か、、15になればギルドに登録できるから出たらそれで生計は暫く立てれるな
けどこの大陸一番の在校生を誇るイーサント大学校なら学園生活をやり直せる、、けど入学費用がキツイだろうな、、どうするかな
ーお困りのようですね?
頭から声がする!?
ー私ですよ、サキュバスです。ちゃんと考えてることを汲み取るのでその要領で会話ができます
えっと、、なんて言おうか考えようなんて思ったけどやってくれたな、お前、、、第一声はそれしかでなかった
ーやりました♩
陽気にいっても許されないよ!?
ーやったものは仕方ないし、前向きにいきましょう
それ俺が言うセリフだろ!?
思わず頭を抱えた、無意味に殴ったあとにまるで殴ったことなんて無かったことのように言ってくる先輩並みにすごい腹立つ
ーお詫びとしてはなんですが今から何をしたらいいかだけ言っておきますね。冒険者になるか学生になるかまではレン様に決めていただきたいですが、、
それは俺が決める、何をするかは参考までに教えてくれ
ーまず最初の目的は城にある剣を手に入れること、その為には身体の強化が先決ですね。
お城に行くには来年には転機が来ます
ーなので、その間は身体の強化と魔法訓練ですね
魔法訓練!ファンタジーぽくて凄いワクワクするぞ!
思わず顔がにやけた、俺は魔法が使えるのか!
ー魔法訓練はお兄さんの書を借りてそれを見てください、そこに書いてます
教えてくれないのかよ!?
ー教えませんよ?後武器の扱いの練習もしてくださいね?
方向はわかったが投げやり感が半端ないぞ?
ーまぁ、そうですね
否定しろよ!
清々しいほどのサキュバスの性格に頭を抱えながらも状況は良くならないから落ち着いていこう
そうだな、、、まず身体の強化は後で考えるとして
魔法は良い書があれが良いかな、あとは、、武器はまた後だな
リビングに戻ると、両親はまだご飯を食べていた
月一更新を予定してます