ぬえむべあーる 16 笑うこと
どうもこんにちは〜 今回は、標準語の男バージョンでやります!
テーマは、笑い声について!
よーい、スタート!
という訳で、今回は俺口調でやることにしよう。しかし実際にやってみると色々迷う。語尾はどうしようか。
例えば、「俺口調でやることにしよう」にも色んな言い方があるよな?
「俺口調でやるんだぜ」とか「俺口調でやるぞ」とか。まぁ、ここで語尾を「ぜ」にしてしまうとこれから大変なような気がするからやめておくんだぜ。あと「ぞ」は昔使っていたから慣れていると見てなしてやめておく。本当のところはどうかわからんがな。
笑い声について、行くぞ。
例えば俺の名前は「アッハッハ」だ。笑い方も「アッハッハ」 しかしこれは自然に出来たものではない。小3のときにそう笑うように変えたんだ。それまでは……すまない。言葉にできなかった。とにかく色んな声で笑っていたんだ。
しかし、俺は思うようになった、「もっとも笑ってるらしい笑い方は『ハッハッハ』ではないのか」と。そして俺は「ハッハッハ」と笑うようにした。
最初の頃は辛かった。どうしてもぎこちなくなってしまうんだ。でもそれでも俺は頑張った。そしていつしか俺の無意識の笑い声は「アッハッハ」となった。
おそらくやってみればわかると思うんだが、「ハッハッハ」は笑いづらい。いや、俺的になんだがな。なぜなら「ハ」で始まるとなにやら力が入りづらいんだ。だからぎこちなくなる。
その点「アッハッハ」はいいぞ。「ア」で力を溜めて、「ハッ」で一気に出すような感覚だ。これが笑いやすい。
しかし、大笑いも大爆笑も超えてしまうとこうはいかない。「アッハッハ」では収まらないんだ。
そういうときは俺の笑い声は「ア゛ッア゛ッア゛」となってしまう。いや、実際には「ハ」を発する余裕がなくて「アッアッア」となっているんだが、何分全力で笑っているため声が低めになって聞こえ方的には「ア゛ッア゛ッア゛」なんだ。
この笑い方のときは辛いぞ。なによりも声が気持ち悪い。だってアに点々なんだぞ!? しかも声が少し低くなるんだ。
自分で言うのもなんだが、俺は普通に笑っているときやテンションの高いときは声は高いほうなんだ。それなのに色々通り越して低くなってしまった俺の声は残念なものになる。周りにいる人にも驚かれるし近しい存在の人には気持ち悪いと言われてしまう。
しかしそこで諦めてしまっては折角最高に笑えているのにもったいないじゃないか! だから俺は気持ち悪いと言われようとも笑い続けるんだ!
お? 話がずれてしまったな。軌道修正だ。
とまあ俺は限界に来ると「ア゛ッア゛ッア゛」となるわけだが、そのときの笑い声はやっぱり「ア゛ッア゛ッア゛」なんだ。しかしよく「ゲラゲラ笑いすぎ」や「ケタケタ笑ってんじゃねえか」や「クックックって笑ってんだろ」と言われる。尚、今回は男口調なのでカギカッコ内も標準語男でやっている。
それに俺は断固反対だ! 考えてもみろ! ゲラゲラなんて笑いにくいじゃないか! ケタケタなんて言うまでもない、あまりにも笑いづらい! クックックなんて、まずそんな笑い方では俺の笑いたい精神は満足できない!
ゲラゲラやケタケタ、またはクックックではどう考えても俺には笑っている度は示せないと思う。
しかしこの世には色んな笑い方をする奴がたくさんいる。俺のような「アッハッハ」という奴がいれば「イッヒッヒ」と笑う奴もいるし、「エッへっへ」と笑う奴もいる。時には「オッホッホ」だっている。初めて聞くときは笑ってしまうんだ。
だが、俺は聞いているとうつってしまう性質なんで、全部うつってしまった。
例えば大爆笑しているとき、笑い方が変になる直前だな。俺の笑い方は凄まじいと思う。自分で言うのも変だがな。
書いてみると
「ア〜ッハッハッハッハハハハハハハイヒヒヒヒヒヒヒエッへへへへっへっへへへオホホホホホホホッホッホホヒヒャハハハハアッハッハハハハハ、は、はは、は、あ〜」
ちょっとすごくないか? 笑っている間は「ッ」の部分で息を吸うしかないんだが、上の笑い方の場合とてもしんどい。最終的にすごく酸素を求めて必死なのがわかるだろう。
そしてわかるように、上の笑い方は俺的にすっげぇ自然な笑い方だ。笑いやすいんだ。が、そこにはゲラゲラもケタケタもクックックもない。笑いにくいからな。
あ〜ちっきしょ、巧く伝える方法がわかんねえ。つまりあれだ、俺が言いてえのは、俺は断じてゲラゲラやケタケタやクックックとは笑わねぇ! 俺の大爆笑をなめんじゃねえぞ! ってことだな。
俺は何のとりえもない。運動は楽しいがあまりできないし、勉強もできない。いくら勉強したって平均点とれないのが常だ。字も絵も下手で、何か特技と言えるものはない。
でも、一年の割合では75%は楽しんでると思う。とりえがないのに驚きだ。でもできないなりにも楽しんでいるからこそこんなに楽しめているんだと思う。そして楽しさをさらに出させてくれるのは笑うことだ。そして俺は笑い上戸で日々笑っている。
だから俺は最近思うようになったんだ。俺の特技は笑うことじゃないのかってな。とはいえ楽しくないときに笑うことはできないが、でも自分が楽しむには充分すぎるくらいに俺は笑うことができる。色んな失敗をしても笑うことで元気になれる。稀に笑う気分になれないときはどうしようもないがな。
というわけで俺は何にも自信を持てないが、大爆笑をする量と度合いには自信を持つことにしたんだ。強気になる第一歩だな。
さて、ここで悩みを聞いてくれないか?
実はな、徒然なるままに書きすぎて収拾つかなくなってしまったんだ。どうしよう……。
とにかく、歯切れ悪いが終わらせてもらおう! すまん!
あと終わるついでに次回予告だ。次回は、生まれも育ちも江戸っ子? という大工の棟梁風に行くぜ! じゃぁな。