5話目。Lv上げ
あの後、ゼウスは気が利くので、一時的に何処かへ行ってしまった。
誠は、嬉しさ半分悲しさ半分である。
異世界に来る前は、友達は居たが、全く理解されなかった。寧ろ煙たがられる
己に厳しく、他人に厳しく・・・。
誠はもう、古いのかなと思うのであった。
ゼウスの一件で、夕方になってしまっていた、お金は無いのでまず野宿する場所・・・。
今の場所で問題なしだが、PKされたらたまらない、一応ディメンションを使う
「我はもう一つの次元空間を求む、ディメンション‼︎」
その言葉に反応するように、次元が裂ける
バチっ
バキバキバキバキバキッ‼︎‼︎‼︎
「良い感じだな」
中は、膨大な闇の空間、見えないが下にはちゃんと床がある。
この空間でもゼウスは入ってこれるだろう、今日はここで朝まで寝よう。
「グ〜」
そう言えばまだ何も食べてない。お腹減ったな
明日は、ギルドに行こう・・・。そう心に誓いつつ意識が遠くなり、就寝。
「マスター?マスター?朝ですよ?マスター?」
俺を起こしに来てくれたのは、ゼウスであった。
「思った通り、ゼウスはここを見つけられたんだな」
「路地?に居なかったので、探しましたそれと私に名前を下さい。ゼウスはスキル名です。」
「確かに女の子に対してゼウスは頂けない、お前は、子どもの時の名はなんだったんだ?」
「名前はありませんでした」
ない、だと?どこまでもふざけた親が居る物だな、可能であればこの手で制裁を下してやりたい。
「それはすまなかった。嫌なことを思い出させた。ならば、可愛らしく、ももとなのれ」
「YesMyMaster。その名ありがたく思います。」
ちょっと安直でセンスがないが、まぁいいか・・・。
「今日は、ギルドに向かうぞ、もも」
「既に登録のて続きは済ませたります。それと簡単なクエストも受注済みでございます。」
昨日何処か行ったのはそのためか・・・。
ギルドで説明された内容は以下である
冒険者はギルドの以来に沿って、モンスターを狩ると報酬を得られる。
それ意外にも、クエストを受けてない、モンスターを狩った場合、モンスターの特殊部位を持ってくるか、モンスターを丸々一匹持って来ることで、受注済みで狩りに行ったことと同義となる。
冒険者に配られるマジックバッグは、最初に開いた時SPの総量が入れられる個数の奥行きであり、入れておけば時が止まるので腐敗することはない。
それとギルドカードには、倒したモンスターと階級が載せられます。
階級はSSS、SS、S、AAA、AA、A、BBB、BB、B、CCC、CC、C、DDD、DD、Dとなります。
「階級が細かいのは、冒険者を死なせないためだそうです」
なるほど・・・それほど人材が枯渇して居るのか・・・。
もう一つギルドでは、裏側のコロシアムで、階級を上げる階級テストもやっております。
今の所の最高冒険者ランクはAが1人です。それ以上は存在しません。
「だ、そうです」
「大まか分かったがAランクは強いのか?よく分からんな」
ピコーン
Aランクは竜種(雑種)を狩ることが出来る、冒険者の事です。
そこまで雑魚では無いようだ。
「まずは、もも、この街を出たところのモンスターを狩るか」
「なら彼方の方に草原があります。適正レベルは1〜20です」
5分ほど歩くと草原についた。そこはまさしく草原。そこにはお馴染みのモンスターが・・・
「あれはスライムか?」
ピコーン
「スライムです。倒すと名前が表示されるようになります」
「マスター私と、PTを組んで下さい」
「それは断る」
「何故ですか⁉︎」
「俺の代わりにお前は狩るだろ?」
そう言うとももは黙り込む。完全に図星であったようだ。
「俺はともに戦うならPTを組む、俺はサボらない、そんなこと(ry」
途中でももが、人差し指で口を押さえてくる。
「それ以上は、必要ないです。私も、肉体を手に入れたのでLvは1です。共に戦い共に歩みたいです」
そう言うと何処から、申請したのか、PTの了承するかしないかが来た。
「YES」
そうすると視界の端にもものSPバーが見える。自分のSPなども端にある
「ももは剣はもってないが・・・愚問か?」
「はい、大丈夫でございます」
「まずは目の前のスライムで小手調べだ」
この世界では、倒さないとモンスター名は分からないが、HPバーは見える
先に動き出したのは俺である、スライムに振り上げた初心者の剣を右から左へ降り下げる。
その瞬間スキルが発動。
ユニークスキルドレインを起動します
ザシュッ
スライムが切れる音と共に反撃をしてくる。キモい触手である。
俺はそれを切って反撃、したと思っていたら左腹部に激痛が走る。
タイミングをずらしスライムのぱんちが入る。
「おい、なんでスライムがあんな技使うんだよ?」
「マスター、もう少し視野を広くお持ちください」
そう言うとももは、一撃でスライムを焼き尽くす。跡形もなく。
おいおい、もも強すぎじゃね?一撃であの世とか・・・
「今の魔法はランクCで入手出来る魔法です」
「よくわかったお前は肉体を手に入れても、全知全能なんだな」
「?」
ももは何を言って居るのかわからない、と言った顔をしている
「まぁいい、次狩ろう」
今度見つけたのは、角が生えたカエルである。ユニコーンのカエル版か?そう思うとなんとも、身分違いである。
「次はカエルを狩る」
「YesMyMaster」
「お前は俺が死にそうになるまで他のモンスターを狩っていててくれ」
「仰せのままに」
そう言うとももは何処かに行った
俺は目の前の緑のカエルと目が合う。その瞬間腹部に激痛が・・・。
「何が起きた⁉︎」
考えても分からないが、攻撃をされたのだろう。遠距離で攻撃を探りたいが今は、剣があるので突撃する。
そうするとカエルは、舌を高速で槍のように突き出し俺が振り上げた剣を弾く。
「バシィン‼︎」
「手強いな・・・」
もう一度突撃する今度も同じように舌で攻撃してくるが、2度目は喰らわない。
冷静に舌で攻撃する場所を分析し、断ち切る!鈍い音と共にカエルの舌が切れる。カエルのHPバーが3/4削れる
「ブチュリ、ドサッ」
緑色の血が空中を舞い、俺にかかる。
なんとも言えない気持ちになる。
そして、カエルは瀕死状態、トドメを刺すためにカエルに近寄り背中からさして、剣を貫通させ殺す。
1/4あったHPが0になる
そうするとしたいの上に名前が表示される。
フロッグ
「にしても、中々時間がかかった。戦闘中にかなりLvUP‼︎‼︎の音が聞こえたが気にしたら負けな気がする」
そんな事を思っていたら、ももが帰ってくる。
「誠様、戦闘はどうでしたか?」
「中々しんどい。ももみたいには、即死は不可能だな」
「誠様はスキルをお使いになられないからですよ?」
その通りである。誠が本気でスキルを駆使すれば、余裕のはずなのである。
「俺は、器用貧乏だからな、基本は特攻して終わりだ」
「誠様をもし殺すような輩が出たら私は、そいつを生きたまま殺し続ける事をここに誓います。」
そうして、全知全能は、片膝を折り、頭を下げる
「物騒だな。お前は、女の子だそんな物騒な事は口にするな」
そう誠が言うと何処かにももが走り去って行く・・・。
「嬉し涙だと嬉しいな」
そう思いつつ、狩を再開する誠である。
それから数時間。
LvUP‼︎のアナウンスが鳴り響く。
ふと誠は狩の手を止めて、ステータスとLvをチェックする。
ステータス
鞍馬誠
Lv16
SP410
「低いなー、それでももうすぐ20Lvか、しかも相変わらず、STRやAGIなどは全部1かよ」
ピコーン
「解析にもうしばらく時間がかかります。Lv分は全て上乗せさせて頂きます。」
「もう、草原のBOSSでも狩りに行くか・・・。」
今、誠が狩りに来て居る場所はBOSSステージの一個前で狩場を進めていた。
狩場を進めても、出てくるモンスターは変わらず、少しモンスターの攻撃力やHPが上がるだけ。だから誠は飽きていた。
「ももはいつか帰ってくるだろ。それまでBOSSでも狩って、驚かせるか」
そう思い、BOSS部屋の手前まで来ると、謎の殺気と威圧感がある。
ぞこだけ、雰囲気が違うのだ。
誠が辺りを見回していると気づく。
「何だ?あの部屋の前にある看板は」
それは板で作られ、年季の入った今にでも腐りそうな、壊れそうな物であった。
そこにはこう記してある
板
「この先には、おぞましい魔物が存在する。その強さは、このステージの魔物と比べるのもあつかましいほどに」
そして、こう続く
「ご武運を祈る」
人柱より
「人柱か。なるほど、これは冒険者が無駄に死なせないための細工かもしれないな」
俺には負ける事は許されない。弱者をいたぶる強者をいたぶる遊びをするのだから。
そう誠は心の中で、呟き、BOSSの部屋の扉を開ける。
読んで頂きありがとうございます。
戦闘シーンが意外に難しいです。
書くの早くなりたいな(笑




