1話。これは異世界!?
今日も大学に行って疲れた。
怠い。怠い。怠い。
現実ほど怠いものは無い。
だから今日も俺が毎日やっているMMORPGをやる。
さてと、今日も現実逃避を始めますか‼︎(笑
と思い、俺の自慢のスパコンに電源を入れた瞬間俺の視界はブラックアウトした。
目が覚めた時は、知らない世界。魔法と魔物が跋扈する異世界だった。
「おいおい、ここどこだよ・・・」
「もしかして?もしかしなくても?ここってやっぱり?」
「異世界じゃねぇぇぇぇぇかよ‼︎‼︎‼︎」
誠は、一瞬で状況を把握し、今何をしなくては行けないかを、大声を出しながら模索して居た。
「大声出してスッキリしたし、まず第一モンスターとかいんのか?ここ?」
今、誠がいる地点は異世界の樹海である。
樹海には当然LV1の誠が倒せるようなモンスターは居ない。
「どこ見ても木、木、木」
「はぁ・・・異世界で迷子≒死亡と言うのは勘弁して欲しいのだが?」
誠は愚痴を漏らしつつも樹海を進む。
少し進んだところで、人影を見つけ歩み寄る。それが一番愚かな行為だと知らず。
「おーい!おーい!そこの人!お前だお前!聞いてんのか⁉︎」
そこで人影が振り返る
えっ・・・・・・?
そこにいるのは人では無い。
そこに居たのは、人間の形をした赤い鬼人であった。
鬼人はあろうことか、誠が騒いだことにより怒っていた。
鬼人は元来、この世界では縄張り意識が強く、縄張り内で騒ぐ魔物を殺す習性があった。
鬼人は気性が荒く、怒ると手当たり次第に殺す。鬼人の武器は基本、棍棒である。
棍棒の破壊力は、岩を一撃で破壊する。
こんな魔物が跋扈するのが樹海
そんな攻撃を今の誠が食らえば、当然即死である。
この世界にはもちろん、死者は「生き返らない」。
鬼人の頭に名前が載っている。「鬼いさん」と
「どうゆうことだよ?鬼いさん?ギャクか!馬鹿野郎!」
鬼人は誠に向かって棍棒を振り上げ走って殺そうとしてくる。
LV1の誠でも感じとれるほどの膨大な殺気を感じ取り逃げる。
「ふざけるな‼︎まだ俺はこっち(異世界)に来て、何分も経って居ないんだぞ‼︎」
誠は逃げる!逃げる!逃げる!逃げなければ殺される。
逃げる間誠の脳内のアナウンスが流れる
ピコーン
この世界では死ぬと生き返りません。
「えっ?」
生き返らない⁉︎ふざけんな!じゃあ追いつかれたら死ぬジャン!
そう思いつつ、誠は無我夢中で樹海を走り抜ける。
「やっと逃げ切れた・・・。死ぬかと思った。」
読んで頂きありがとうございます。
読みづらい可能性が高いですがこれから直して行きたいと思います。