マーキング(200文字小説)
「ありがとう」
彼女が貸していた本を返してくれた。
受け取る時に指が触れた。
「あっ…」
思わず声を漏らしてしまった。
けれど、彼女は何事もなかったように微笑んだ。
僕はなんだかドキドキが止まらない。
家に帰って、僕は何となく貸していた本のページをぱらぱらとめくっていた。
ふと、しおりがはさんであるページに目が留まった。
いくつかの文字に蛍光ペンでマーキングしてある。
その文字を繋げると…。
『あ・な・た・が・す・き』
「ありがとう」
彼女が貸していた本を返してくれた。
受け取る時に指が触れた。
「あっ…」
思わず声を漏らしてしまった。
けれど、彼女は何事もなかったように微笑んだ。
僕はなんだかドキドキが止まらない。
家に帰って、僕は何となく貸していた本のページをぱらぱらとめくっていた。
ふと、しおりがはさんであるページに目が留まった。
いくつかの文字に蛍光ペンでマーキングしてある。
その文字を繋げると…。
『あ・な・た・が・す・き』
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