第1話死神の仕事
第1話です
私は、死神だ
いつも死を狙っている
空を飛びながらではあるが、ターゲットを探し中だ
今回のターゲットは、90歳の婆さんである
シワが寄せたような顔をしている婆さんだ
急な死は、私の剣で力で魂をいただくのだ
たしかに可哀想では、あるがこれもしょうがないのだ
それに、あの婆さん末期ガンを患っているうえに、病気でいつも血を口から吐いてしまう
だから、ただ命を奪うだけではない
実際に、死者を出すことで魂に来る苦痛からの解放にもなるために奪うこともあるのだ
つまり、死神の仕事に出るのは、苦痛の解放か、魂を勝手に奪うかの二択なのだ
私は、結構前向きに魂を奪うのだがね
外は、寒いのに死神だからか感じない
しばらくして、その婆さんのいる病院に着いた
その婆さんは、咳き込んでいて苦しそうな顔をしていた
白髪の婆さんは、この苦痛の解放を求めているようにうめき声をあげていた
その解放を願い、私は剣で魂を奪った
たちまち、心電図からピーと音を出していました
私は婆さんを、閻魔のところに送りました
婆さんを起こそうとする
看護師の声を横目に天へと向かいました
「ねぇあんた私を解放してくれたのかい?死神さん」と婆さんが聞いた
その顔は、本当に微笑んでいました
私は、こう返した「はいそうです……貴方は今までいいことをしましたか?」
「えぇ……生涯いい子でいようと必死に頑張ってね……子供にも旦那にも恵まれていたことをとても誇りに思いますよ」と婆さんは、楽しそうに微笑み言っていた
外は、寒い……そう寒い…でもその時温かく感じた
私は、おそらくただ命を奪うだけの仕事をしているということは、どうしても言えなかったのです
なぜかは、分かりません
さらに、奪う時最近、躊躇してしまう
「どうしたんでしょう?私は…」と思いました
私は、この仕事が好きである
なぜだかは、私には分からない
しばらくして、天国に着きました
「じゃあな婆さん……私はまた命を駆らなくちゃいけないので……」と私は、言った
「あら……そうなの頑張りなさい……」と無邪気な笑顔で言いました
私は、婆さんは、悪意がなく言った訳ではないと思った
私は、その場で背を向けて去りました
次回第2話お楽しみに……




