第18話 結城劇場 その5
いつも読んでいただいてありがとうございます。
それでははじまり、、はじまり、、、
万物有霊観
すべての存在には霊的なエネルギーがあるとされ、物理的な形を超えてそのものに「心」や「霊魂」が宿ると考えます。日本の神道における「八百万の神」の思想もその一例です、、、、ピアノにも、、
”結城”
静寂の中、演奏を決めて俺はゾーンから覚醒しようとしていた、、、そのとき
椅子に座る俺をみつめながら脇に、スーザンの家で見たあの家政婦が可憐で美しい笑顔でたっていた。そして会場を見るとそこには誰もいなく俺と彼女しかいなかった、、、、、、、
そして彼女は話しかけて来た。
「ありがとうございます。、、、キズがつかないよう助けていただいて、、ありがとうございます。」
「大切にして頂いてるこちらの御家族に、これからも自信をもって仕えていくことができます。」
「あなた様がスーザンお嬢様と御自宅に遊びに来られた時に、私は知ってしまいました。あなたが必ずこの時代に来られることを、、、」
「あなた様にお願いがあります。こちらの御長男ジョーンズおぼっちゃまを、あの、あの、、あの戦争からどうか、どうか助けていただくことはできないでしょうか。」
「おぼっちゃまは貴族の勤めでどうしても、あの戦争に出征しなければなりません、そして戦場にいけばどうなるか、、、、あなた様だけがあの事を知ってられるのです。」
「どうか、、どうか、、お願いします。」
俺はなにが起きているのか、わからなかったが、、目の前の女性は間違いなくスーザンの家で見た家政婦だった。
俺は彼女のいいまわしから、このピアノに関わる不思議な存在なんだろうと思った。
そして俺はしっている、この家の長男”デービス・ジョーンズ”15歳が1916年7月から始まるソンム会戦で31歳でなくなることをスーザンパパから聞いていたのである。
この家との結びつきを考えると断り切れない、ものを感じていた。
そして俺は彼女を見上げながら「約束はできないけど、、、、歴史が、、変わらなければ、、、、、、」と囁く声で答えた、、、、
彼女は「ありがとうございます、、本当にありがとうございます。」
そう言うと彼女は消えてしまった。、その瞬間景色は変わった。
ババババチババチバチバババチチババチ、、、と招待客やボーイ、メイドや執事まで、真っ赤な目をして立ち上がって盛大な拍手をしていてくれた。
御婦人のほとんどは心染み入ったようでハンカチで目頭を押さえ立ってられず腰を下げていた。
そこへボニュニョ~ンとでっかいオッパイを座っている俺の肩もとに押し付け長女”デービス・サラ”が抱きついてきて肩越しに俺のほほにキスをしてきた。
俺は立ち上がり近づいてきた”エドワード卿”に一礼すると エドワード卿も目を赤くして両手を広げ俺の肩をつかみを揺らしながら「最高だ! 最高だよ!!今まで聞いたことがない、最高の曲だ!!」と感極まってた。隣で奥様もハンカチで目頭を押さえていた、、長男”ジョーンズ”も少し涙目で俺の事を見ていた。
すこし調子づいた俺は「それでは日本人を代表しまして”エドワード卿”とそのご家族にあらためて私の歌を聞いていただけますでしょうか。」と言って再びピアノの椅子に座り直した。
さあ~~これから俺のコンサートホールの開宴だ~夜はまだまだ長いぜ~
そしてメロディ~を奏でた~Yes~ター~day
(^^♪~~♫~~♪~~~♫
♫~Y~s~~~~day~~♪~
(^^♪All m~~ trb~le s~m~~so far away~♫
(^^♪Now it l~~^ as th~ they~~re her~~stay~♪
~♪Oh, I ~~~eve in ~~~~rday~♪
昨日は
僕の悩み事なんかはるか遠くにあるように思われた
いまそれらは目の前にあるかのようだ
ああ、僕は昨日を信じる
~♫~♪
(^^♪Su~~^^ly~♫~♪
♫~I’m n~~lf the~~~us~ to be~♫
(^^♪Ther~~s a sha~~~g over me~♫
Oh, yes~~~ay ca~~~uddenly~♪
Why sh~~~d ~~~o~♪
♫~I~~~~~♫~~~♫
突然
僕は昨日までの人間とは変わってしまった
影が僕の上にのしかかってきたんだ
そんな昨日が突然目の前にやってきたんだ
なぜ彼女は行かなければならなかったのか
~~^~♫♫~I~~~~♫~♪
♫~I~~~~♫~♪
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ラストを弾き終わると、、、、、
俺は、、、、伝説と、、なってしまった、、、、
日本駐在外国人すべての、、、
今日のこのパーティーの出来事は参加者から語りつかれ日本人はサルからチンパンジーに格上げとなった。人への道はまだまだ遠かった、、
(進化論かよ、、、、、、、、)尚美
”歌えるピアノ弾きの結城その後のお話し”
この後、俺は歌えるピアノ弾きの結城というそのままの、トリプル名称をいただいて1回(100万円)で、海外在留外国人の私邸のパーティーで披露したり、あの仏蘭西大使”シモン・ピェール”とも知り合いになって大使館でも演奏をした。彼の配下の仏蘭西裏社会ボス”ベルナルド・アンドレ”とも知り合い、兄弟契りをして、やつは俺を見かけると尻尾をこれでもか~~と振って”あにき~、あにき~”といって慕ってきた。日本やくざとアヘンの密売や仏蘭西の女だけの高級売春宿や会員制のクラブなど牛耳っていた。俺はこの時はまだ気づいてなかったが、これから姉と上野先生と始める東京帝国大学医学部への真っ黒い巨塔作戦にこいつらがものすごくやくにたった。
(コンプライアンスなんかとんでいけ~~~)ブラック尚美
あとはご婦人達のアフタヌーンのお茶会に度々お呼びがかかりこちらでも大変なこととなった。財力のある御夫人は1回(100万)で個人演奏を頼み帝国ホテル、スイーツルームであえぎ声を奏でてやったぜ。
そうそう仏蘭西大使の私邸のパーティーでうまいものが食べれると言う事で姉さんもピョン、ピョンとついてきたんだ。姉が腹いっぱいくって壁にもたれていたら、、、、、、、
米国のと~~てもお偉い大使が寄ってきて、、、
「(^^ボーイさん、シャンペンおかわりちょうだい(^^、、、」と言った、、、
「パシ~~~~~ン」となった、、、、、
もうすこしで国際問題となるとこだった、、、、、、
また””エドワード卿”での演奏終了後にもどります、、、、
”結城”
俺は演奏を終えると、、、ババババババパチパチ、ブラボ~ブラボ~パチパチ~ブラボ~~ としばらくは来客たちに囲まれ用意してきた、名刺は全部配ってきた。、、、そしてホストの”エドワード卿”に助けられて、御家族のテーブルにお招きを受けた。
俺の左側にはイスをおもい~~~きり寄せて長女のサラが俺の左腕に右手を絡まらせておっぱいをグリグリ、左手はテーブルの死角を利用して御両親にばれないように、俺のチビ亀に、ほふく前進してきた。あと3cmで攻略されそうだった。、、、パパにばれたらどうすんだよ~~~とスーザンの自宅で黄ばんだTシャツの首もとに赤ちゃんの、よだれかけみたいな前掛けをつけて食事をした時を思い出した。
サラも赤毛だったし、スーザンのスケベはこの血を受け継いんだな~と思い彼女をじ~と見ると右目のめじりに小さいほくろがあった。ドッキ~~~と心臓が止まると思ったスーザンと同じ場所だ~~~と思うと俺のちび亀がすっぽんになった。
俺の右側に15歳長男の”デービス・ジョーンズ”が座っていて、じーと心酔する瞳で話しかけて来た。
「ユウキ、、、お願いがあるんだけど、、、聞いてくれる、」
俺はあのピアノとの事を思い出していた。、、、
「え、、何だい、、、」
「ユウキが最初に弾いてた、あの曲を教えてください、、、」
と言ってきた。
俺は顔を御両親に向けた、、、ものすごい笑顔をして二人そろって立ち上がり
俺に頼みこんできた。俺も立ち上がり御両親と握手をしてこの先”ジョーンズ”のピアノの教師となったのである。、、、、
そしてしばらく歓談をしたあと、エドワード卿に俺はすこし仕事の話しをしたいと誘いをかけると、エドワード卿は察してくれて、隣の喫煙ルームへと移動した。
立ち上がるとサラも一緒に立ち上がり、俺の右後方からついてきた。そして左手で盛んに人の尻をなでて遊んでいた。それを、向こうの柱の陰から渋沢先生がじ~と見てた。
喫煙部屋に入る前に”エドワード卿”から
「これから、ゆっくり飲みながら商売の話しをするか、、、今日は泊まっていけばいい」
そう言われて俺は快諾して渋沢先生の所へ行き事情を話した、そして姉貴へ明日帰ると伝えてもらった。 もちろんジ〇ポー計画は商工会と渋沢先生で販売のための国内生産計画へと進んでいった。
長女のサラは妖艶じみた笑顔で
「やった!!~~ 私お部屋の準備してきます。」といって軽快な足取りで去っていった。
そして喫煙ルームでついにみつけた。
姉さんが言っていた通りの症状がでてた人物
”イギリス陸軍近衛師団 駐在武官クリストファ・マーク少佐”がその症状がはっきりでていたのである、、、、、、、、
つづく、、、、、