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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

●地球(ちたま)

作者: シス・夏夜



      見つけたぞ


  愚心に我等を覗く劣悪なる屑星


 我等を装う卑怯で愚劣な腐れ外道が


  地獄へ落ちて尚も罪を重ねるか


    宙は我等のものなり

    地獄へ落ちた罪人共

    天を目して見下すか

    思い上がるでないわ


  外道に地獄へ落ちた腐りし魂

  底の知れる嘘に自惚れ欺瞞す

  貴様の腐りし心根が地を這い

  青き星も澱みに濁り始めたか


      誰が神か仏か

   貴様等の事など知るものか


   見上げ泪を浮かべようとも

      知る処にない


    宙は我等のものなるぞ

    地獄の罪人が被害者面

    天を拝み助けを求める

    我等を覗くが笑止千万


   其処は地獄の地なる星の球

   四苦八苦に藻掻き泣き叫べ

   虛偽を重ね六道とか抜かす

   其処が地獄の底だ下は無い


   地獄の地に他ならぬ監獄星

 愚劣な魂共が獄門を抜け行き着く地


 己を善人と抜かして他を罰する罪人

  嘘の中でも醜悪なる愚劣の極み


    宙は我等のものなるぞ

    地獄の罪人共が神語り

    天を望み見るでないわ

    地獄へ落ちた悪しき魂


   愚劣なる心根を見つけたぞ

  救いが欲しいならくれてやろう


 地獄をも汚す澱んだ虛偽の行ないに

 星も何れ地獄らしい姿となり果てる

 貴様等を滅する救いとなるだろうさ


  貴様等が地球と呼ぶ地獄の監獄

   我等は宙より監視している

    貴様の愚劣なる心をだ

     嘘を重ねようとも

      地獄の門番が

       悪を裁く

        閻魔

         也


 

■あとがき


 タイトルの(チタマ)は何処かの星の大王も言われていましたが、作中の「地獄の地なる星の球」の意からです。(笑)


 何となくデス・メタル調の詩を書きたくなりまして、ある意味では魂の叫びという事で、詩的にも思え……



■解説


 六道とは、仏教における亡くなった人の魂が輪廻に向かう道を言うもの。


・天道

・人間道

・修羅道

・畜生道

・餓鬼道

・地獄道


 この詩においては、地球は閻魔が宙より監視する地獄の星とし「地獄の地なる星の球」と称している事に、閻魔曰くに釈迦が人であるが故に創造した六道というもの自体を否定に、そもそもが人間道などと云う世界すら無く、この地球は地獄に落ちた魂が行き着く罪人しか居ない世界なのだとするもの。

 そうした地獄で神や仏を語っては他者を罰する愚者に対し、地獄に落ちて尚も虛偽を重ねる罪人が、救いを求める他の者を貶め傷付け裁きに罰する等と抜かす愚劣な心根に更なる怒りを落とす閻魔を詩ってみました。


(一応までに、人が国とし定めた法ではなく、宗教戦争やカルト神罰仏罰による人が人を神や仏の名のもとに裁く等する行為に対しての怒りを言うものです。)



 デス・メタル詩なので……(笑)



追伸

 形は変態のアレではない旨っ!!(汗)

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― 新着の感想 ―
[良い点] わたしの魂を揺さぶる熱い叫びをありがとうございます。 [気になる点] 形は変態のアレがよくわかりませでしたが、北欧神話のグングニル? [一言] 地球(ちたま)ってニ〇チャン星人も使ってたよ…
[一言] 文体に文字通り形を作り、目で楽しむという書き方は本当に面白かったです!
[良い点] なかなかハードなデスメタル詩ですね…! タイトルから印象的で、詩のかたちも、閻魔帳に書きつける筆のようです。 六道輪廻、諸行無常。人は、この地球という惑星から離れることができない存在であ…
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