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下級隊士でもラスボス倒せたのだが?  作者: ファンタジー
一章 それは突如として現れた。
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〜そいつを殺す〜

目次


一章

それは突如として現れた。



ある少年の幸せな生活がある日を境に崩れだす…


「シェールご飯よ〜起きなさ〜い!」


今日もいつもどうりの朝、そしていつもどうり決まった時間に

寝て、また普通の朝がやってくる。 そう誰もが思っていた……


だが、

平凡な生活を送っていたある日、突如として吸血鬼がシェールの住むヴォルト王国を襲う。



後に吸血鬼はゾイルと呼ばれヴォルト王国を窮地に追い込ませるのであった。






第一章 それは突如として現れた。





シェールは珍しく30分ほど寝坊してしまっていたために家族

全員で朝食を食べることができなかった。



シェールはしょうがなく一人で朝食を淡々と食べていたが

一人で食べることはめったにないため、何か寂しくあまり食欲が湧いてこなかった。しかし、少し時間がかかったが全て食べ終え、ふと外を見たときだった。



少し元気がないシェールは外の異変に気づくのが遅れてしまっていた。



外が異様に騒がしく、そして何かを叫びながら走っいく様子が

窓越しに見える。

「なんだろう」と思いながらも心の中の恐怖心でその場を動けずにいた。



すると、近所のおじさんのガフが大慌てでシェールの家に駆けつけてくれた。

どうしたの?と言う前にガフはこの騒ぎの説明をしてくれた。



どうやら、突如として吸血鬼がこの町にやってきて次々に人間の血を吸飲しているだとガフが言ってくれた。



俺は動揺しつつもガフと一緒に隣町へ逃げていった。

このとき俺はパニックに陥っており、このときのことをあまり詳細に知らない。



そして落ち着き、今は隣町のガフの友人、テスの所にいる。

そこで吸血鬼が襲った経緯について詳細に教えてもらった。

テスによると、



「この町は昔から吸血鬼ゾイルについての言い伝えがある。そしてそのゾイルを祀る教会があり、そこで週に一回の

儀式が行われる。その教会には巨大な棺桶があり、中には

ゾイルが納められているのだと聞いたことがある。」



テスは濁った面持ちで喋り続ける。



「その教会にある巨大な棺桶を開けた者は呪われ3日以内にゾイル化する。まだ現時点ではわからないが多分、何者かが棺桶を

開けてそして、そいつがゾイルに成り、今朝町民を襲ったのだろう。」



今朝の話を聞いていると、ふと大事なことに気が付く。

家族の安否だ。



とっさに言う。



「ねえ!俺の家族は?どうなったの!?」



ガフは暗い顔で言った。



「もう死んだ…」



シェールは信じれなかった。いや 信じたくなかったのだろう。



「え…うそだろ、 うそだと言ってくれ!」



泣きながらガフの肩を揺さぶる。

そして泣き崩れた。

この世の悲惨さを思い知った瞬間だった。



シェールの目から涙が溢れ出し、

ガフは何も言えないままシェールを優しく包みこんだ。



この事件以来シェールは暗い印象になり、あまり人とも喋らなくなっていった……



4年後…



シェールはすっかり青年になっており体格も良くなっていた。

あの頃の弱々しい、泣くことだけしかできなかった少年が

今では立派に成長し、何かゾイルと太刀打ちできる方法を考えているほどだった。




ゾイルの身長は約3m、そして人間よりも強靭な肉体を持ち、一般人では太刀打ちどころかすぐ殺され血を吸われるだけだ。

それほどゾイルは強かった。




ところがシェールに一筋の光が見える。

それは…新しく結成されたゾイル討伐軍への加入だった。

その一報はガフを通じて知り、シェールはゾイル討伐軍への加入を強く望んでいた。



しかしガフによると定員は満たしており、加入は難しいだろう

とのこと。



しかしシェールは諦めなかった。

シェールはヴォルト王国の役所のゾイル対処課に直接はなしをつけに行った。



もちろん最初は断られるが シェールは諦めずに来る日も来る日も話しに行った。



するとある日、役所の方がゾイル討伐軍への加入を承認してくれた。理由は、ゾイルとの戦闘により定員が減り空きができたからだという。



シェールは嬉しさの反面、そこは厳しい世界なのだと改めて思った。



そして入隊式を迎え、改めてゾイルと太刀打ちできる道を見つけ出していた。



ゾイル討伐軍の構成はこうだ。



軍員数、500人

そして軍を5隊に分け、それぞれの隊が100人ほどで構成され

隊ごとに階級がある。



一番下の階級から、下級1班、下級2班、中級1班、中級2班

上級1班、上級2班、最上位班、隊長、となる



シェールはまだ入りたてなので下級1班にあたる。

昇級方法はゾイルを2体倒すか、1体捕獲することで昇級できる



捕獲は上位班でも難しいため、ほとんど無理だと言われている。



シェールは正式にゾイル討伐軍に加入はできたものの、攻撃手段である、剣を持ったこともなく、振るったこともない状態だった。



しかしゾイル対処課の人が、教え手であり最上位の隊長でもある、カルディアを紹介してくれたこともあり、

シェールは剣術の練習に励むのであった。












 


ゾイルの生態


教会の棺桶を開いた者は呪われ3日以内にゾイル化する。



ゾイルの倒し方、頭の3分の2ほどを切るか、首を切ることで死ぬ



ゾイルの増え方ゾイルに血を吸われ、かつ、生き残っていたら

100%ゾイル化する。



今はヴォルト王国内だけでも66体いる。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


ゾイル討伐軍


軍員数 500名


隊数  5隊


班数  8班


班長数 5名


班長


カルディア、、、、シェールの教え手。    (刀)


ロック、、、、、、岩をも吹き飛ばす術を使う。(ハンマー)


フィンクス、、、、流れるような剣術を使う。(洋剣)


ロメオ、、、、、、拳で戦う唯一の隊士。(トゲトゲのグローブ


バルド、、、、、、大剣を扱う、ゾイルの体を吹き飛ばせる。

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