登場人物紹介
読んでも読まなくても大丈夫です。
ロクサーヌ
劇場のバーメイドという名の娼婦。
かつては侯爵家の真面目な令嬢ヴィクトリーヌだった。11年前に実家のリベ家が没落し、その後両親を看取った17歳の時にカッとなって劇場の門を叩く。昔自分を踏み台にした奴らに再会したことでハイになり、何かしてやろうと思ってはいるが無理はしない。ダルいから。
テオドール
次期国王となる日も遠くない王太子。2児の父。
妻のセリーヌを心から愛しているが、次期王妃としての彼女の冷徹さも買っている。
元婚約者だったヴィクトリーヌが劇場にいると知り、罪悪感から援助している。末弟の不審な動きを追ううちにヴィクトリーヌに行き当たり、様子も気になるし会うことにした。
セリーヌ
美しく聡明な王太子妃。2児の母。
イメージ戦略を大切にしている完璧主義者。テオドールには一目惚れだったが、彼を盲信してはいない。
ヴィクトリーヌから婚約者の座を奪った過去を後悔したことはないが、リベ家の没落をとある理由から自身の汚点だと思っている。
アルベール
末っ子の第四王子。美形。
( ゜∀゜)o彡゜ オッパイ オッパイ なお年頃。
兄に続き婚約者すげ替えを強行した。マリアンヌとシモーヌはダメンズウォーカーだと本能で悟る。故に、二人とも手放したくないと思っていたら、マリアンヌに押されてやらかした。
マリアンヌ
侯爵家のご令嬢でアルベールの新しい婚約者。
アルベールがどんな女を相手にしても一切引く気はない。自分がアルベールの妻になるという確信の下、とにかく強気で押し続けた。過去や未来を夢に見るという特殊能力があるようだが……。
シモーヌ(未登場)
元アルベールの婚約者。
アルベールがどれだけダメ男になっても一切引く気はない。しかし、まさかのチェンジ宣告を受けて泣き暮らし中。
オリオール
劇場の支配人でロクサーヌの恩人。
豪商オリオール家の当主だが、家督を息子に譲ってそろそろ劇場の運営に専念したいと思っている。ファーストネームはジャン。
リリアーヌ
新人の噂好きなバーメイド。本名は別にある。
下町育ちらしい若い娘で、ロクサーヌと知り合ったせいで苦労しそうな予感……。
ワルキエ
ロクサーヌの客だった壮年の男。
裕福な商人で娼婦に優しいが、女の弱点を突っつき回す癖がある。悲劇のヒロイン気質の女が大好き。