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【エター】新興VRMMO記【ビクトリア】  作者: 松田勝平
第ニ部 ギルド浪漫編
21/117

第1話 ミドガルズ遺跡

 


 1.バゼリ王国-ミドガルズ遺跡近辺






 俺は今冒険をしたいなら此処!と呼ばれるミドガルズに来ていた。




 やっぱ、公式のストーリーをくぐり抜けた奴は一味違うらしい。




 右住左住していると、第一村人がやってきた




「君は…始めてみる人だね!なら、旅人さんだな。此処はミドガルズ遺跡が有名だよ!。」




「あっ…そうですけど。」


「案内してあげるよ」




 ストーリークエスト


『機械伝説遺跡ミドガルズ』

 報酬

 ガブリエルストーン×一


 受けますか?

 ------YES/NO------




 当然"イエス"だぜッ!


 歩きながら彼の話を聞く







「ミドガルズ遺跡は昔、ユニークボスモンスターに襲われた人類が作ったとされるんです。



「そこには様々な壁画が描かれていて、歴史的にもロマンがありますね!」



「それに遺跡を守っていたとされる機械型モンスターが多数出てくるんですよ。」



「噂では地底人がいて、我々を駆逐しようとしているだとか、諸説あります。」



 そうこうしている間にミドガルズ遺跡についた。





「そうです!僕が中まで案内しましょう!」




「付いてきてください!」





 これで付いて行かなかったらクエストが途中中断扱いになるため、付いていく。



 2.ミドガルズ遺跡内部




 〈蔓で編まれた門をくぐると〉




 〈中には壁画が有る。〉





 〈あなたはそれがどこまでも続くように感じた。〉




「この壁画は人類を滅ぼしたユニークボスモンスターの特徴を描いているんです。




「そこで面白いのは、このユニークボスモンスターと奥から出てくる機械型モンスターのデザインがちょっぴり似ているってことです。」



「本当におもしろいですよねー。」










 〈あなたはこの遺跡の壁画にとある感想を抱く。〉



 〈それを言葉にしようとするのだが…〉








「あっ、敵です!モンスターが…。」



「頼みますよ!旅人さん!」











 ………ここで戦闘である。




「スキル発動 、【異形狩りの妄執(ベルセルクル)】。」


 ---キィィィン…。



 現れたのは四体の《スチールアント》だ。



 まずはレベルの上昇で普通に使えるようになった超重量と長刀身が売りの剣で斬りかかる。



 …長い大剣は狭い遺跡内では扱いにくいはずだが、それは横薙ぎにした時の場合だ。




 ---ガキィンッ!ガキィンッ!ガキィンッ!ガキィンッ!




 天井が高いので、上段から振り下ろし、返す刀で切り上げる。そのループを繰り返しているだけで《スチールアント》は爆散した。



「旅人さん!ありがとうございます!。」



 〈あなたは、彼にそろそろ帰って欲しいと伝えた。〉






「えっ、なんでですか?」






 〈あなたは、これより多く魔物が現れたら守りきれる自信がない、と言った。〉







「はぁ、そうですか…。では失礼します!どうかお元気で!旅人さん。」






 〈………あなたは、この壁画を見ながら進むことにした。〉




 〈そもそもだが、あなたはここのユニークボスモンスターを討伐するためにやってきたのだ。〉





 違うがな。




 〈そして、奥に進む。〉



 ---ガァンッ!………ボゴォン。



 ………奥に向けて歩く。

 途中で《スチールアント》などが出てくるが、レベルが大幅に上がった俺からしたら、一撃で倒せてしまう。




 壁画が見える。機械が……ヒトを作っているかのような…。




 〈あなたはちらりと見えた壁画に驚き、確かめるために近寄った。〉




 〈機械から全く同じ赤ん坊が複数出てきている。〉




 〈あなたは薄ら寒い恐怖を感じた。〉




 〈………次の部屋まで歩いたあなたに、〉




 〈赤ん坊の揺かごをする機械が見えた。〉




 〈その壁画は機械がヒトを愛していると、〉




 〈あなたに思わせた。〉





 ………歩く。結構暗い話かもしれない。




 〈次の部屋には、機械から赤ん坊を取り上げるヒトの手の姿が描かれていた。〉




 〈赤ん坊は泣いていて、機械もまるで別れることを惜しんでいる、とあなたは感じた。〉




 〈………あなたは次の部屋の中に入る。〉




 〈その機械が集まってヒトを攻撃するのが描かれていた。〉




 〈惜しむらくはその叩かれているヒトのようなものが先程まで愛でていた赤ん坊の面影を残していることだ〉



 〈一体どのような意図で描かれたのか、あなたには見当もつかない〉



 〈しばらく部屋を抜けていると、女の子が倒れているのが目についた。〉



 〈あなたは急いで駆け寄る。〉




 〈………彼女のヒフが破けている所から覗くのは、黒色の筋肉と、ゴム質の皮だけだ。〉



 〈彼女の容姿は、壁画のヒトのようなものと似ていた。〉



 〈………その部屋の絵を見ると、限りなく人間に近いロボットが今までのキカイを襲っていた。〉



 〈その目は、自身の親はコイツらでは無いと、信じていた。〉



 〈そして全てのキカイが駆逐された後に、〉



 〈そのロボットは人間を襲っていた。〉



 〈作った物を愛する。それは当然だ。

 だが、作られたものは創造主を愛すことはない。〉



 〈自身と同じ様で違う異物を、彼らは人間の様に吐き捨てる決断をしたのだ。〉



 〈………あなたは奥の部屋に進む。〉



 〈人間に近しいロボットは人を対等に愛した。ヒトはロボットになんと考える?

 "ヒトが作ったのだから助けて貰って当然だ"この考えは、

 "ロボットは、ヒトに思えるが、ヒトではない。"

 その一点に収束する。

 自分達とほぼ同じで、自分達より便利。〉



 〈自分たちより素晴らしい物を作った時点で、自分の代わりに働けるなにかを作ったから。〉



 〈人間に価値はない。〉



 〈そう、思える。〉



 〈ヒトはロボットに何かしたか?〉



 〈ヒトには、ロボットが滅ぼせないような理由があるか?〉



 〈ヒトがロボットに与える物理的愛情などない。〉



 〈AIは生物的欲求を感じない。〉



 〈ヒトは虫を作った。〉



 〈自分達にそっくりで、子供を作ると考える。〉



 〈………彼らにヒトの持つ全ては、ないのだ。〉



 〈そうこう考えていると、あなたは遺跡の最深部に辿り着く。〉



 〈いるのはユニークボスモンスターではないが、大きいキカイ。〉



 〈相手にするのは難しいものがあるだろう。〉



 〈行きますか?〉


 ------YES\NO------




 ………あの壁画の中には、ヒトのことなど描かれていなかったのかもしれない。いや、書かれてはいたけれど中心的には書かれてなかったってことだ。





 ヒトがキカイを、キカイ()キカイ()を作り、だが、それらは親を殺し続けた。




 親を親とも、子を子をとも思わなかったヒトとキカイが作り出したディストピアが描かれていた。




 ………………選択肢は当然イエスだ。





 〈扉の中に入ると、退路を断つように扉が閉まった。〉


 〈文明の負債が、貴方に襲いかかる!〉

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