表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【エター】新興VRMMO記【ビクトリア】  作者: 松田勝平
第一部 メインストーリー編
18/117

エピローグ【不滅の魔神王】

 


 1.ザスターのギルド跡地 【魔神王の深域】


 奇妙な爆発があった。


 紫色のウェーブが同心円状に広がる。


 それは破滅の予兆だ。




 ---ドォォォォン…。


 爆発の半径五〇キロメートル内にいた全てのNPC、プレイヤーは破壊され、その外に偶然いた彼らにメッセージが表示された。


 パーソナルクエスト

『【不滅の魔神王(ディ・イモータル)】アーサーの復活』

 詳細

 アーサーさんが【魔神王】となりました!

 報酬

【魔神王の魂】


 ………生き残った彼らは、ここは危険だと判断したらしく、素早く避難していった。







 2.ザスターギルド跡地 上空80キロメートル地点 不可視の宮殿内部



 ………【星】は王座に座る




 …続々と、私に続いた先鋭が集まってくる。今回の戦いで戦った私直属の部下は少ない。


 アーサー率いる傭兵へは、同じく傭兵をもって対処したと言うこと。



 つまり、今回の事で死亡したプレイヤーの数は我々の組織の今後の活動そこまで痛手ではないということでもある。


 プレイヤーは復活できるが、基本的に時間がかかる、出来るだけ電撃的に動くにはあまり死んで欲しくはないのだ。



 …あと、【勅命】の範囲も、今回の損失では縮小はされていないようだ。今のところ。



 ………思い出せば、アーサー君の【屍魂吸収(啜るもの)】に役立つように高レベルプレイヤーを置いてきて正解だった。





 ここまで高レベルの魔神王が出てくるのは防衛戦において喜ばしい。





「アーサー君、喜ぶといい。エサを特盛りにしてやったぞ。」



 そう言って城下の紫色の半球を見る。





「君は、これで【勇者】と【魔神王】を兼ね備える存在となった。………最早、NPCの【勇者】は現れる事はない。」



 大きく立ち上がって叫ぶ



「私はやり遂げたぞ!ザワルド!この世界から

不滅の魔神王(ディ・イモータル)】を創り出すことが出来た!」



 すっ、と影が現れる

「………ザスター様、ただ今参上しました。」




【星】は問いかけた



「………アガサ。君はこの爆発をどう見る?」


「美しい火花か?」「破滅の光か?」






「………拙者には、判断出来ませぬ。規模が大きい、としか。」


「それでいい。アガサ。」




「君は今回の【不滅の魔神王(ディ・イモータル)】生成の要だったのだよ。」



「アーサー君と協力して、【魔神王】を討ってくれて、本当に助かった。」


「………褒美は後で取らせよう、今はそれだけだ。」


「ハッ。」








『---【星】は新星を見る。---』







『その目はどこまでも、希望を見据えていた。』









 3.【組織】会議室






  「………スロットが『魔神王】となったか。」


     「………良かったので?」


「構わないよ。僕は狙われるだけの立場なんて嫌いなんだ。」


    「………委細承知しました。」







   『---裏の囚人は見定める---』










     『彼らが表へ出る日は、近い』











 4.コロシアム 戦争対策本部





「魔神王が生まれたか。」

「余りにも…早すぎる!」「対策はあるのか!?」「コロシアムランカーたちの徴兵だって出来てないのに!」「勇者をどうする気だ!」「他サーバーとの連携は!?」


















「----静まれェェーッ!!!!!!」


















「………申し訳ありません、本部長。」

「すみませんでした。」「申し訳ありません」「騒ぎすぎました。」「どうぞご恩赦を。」「ごめんなさい。」



「分かれば良いのだ。」





「よいか、今から攻略トップギルドを中心に軍を編成し、任務と評してそれぞれのサーバーへの進行と防衛をさせい!」




「我らに残された時間は残り少ない。キリキリ働けぃ!!」





「はい。本部長殿!」

「ははーっ!」「今すぐ取り組みます!」「承知しました!」「頑張らせていただきます!」「本部長殿の為なら!」








『---修羅の王は動き出す---』







『彼ら自身の戦いを、するために。」









 5.『不滅の魔神王(ディ・イモータル)』アーサー


(おれ、は、どうしちまったんだ………。)




『彼は自身の【魔神王の深域(ヘルヘイムル)】を出る。』




 ---その魂が何処へと流れ着くかは、




 "まだ"、誰も知らない。


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 【不滅の魔神王(ディ・イモータル)】……

 『自身のレベルを一つ、身代わりにする事で、自身の破壊を免れ、全回復する。同じ相手に一回以上この効果を使うと、その相手に対して自身の防御力が二乗され続ける。』

(このスキルは【ナイト】の職業スキルを兼任する。)


 【屍魂吸収(啜るもの)】……

 『自身のレベルを一にする事で、半径一キロメートル×低下したレベル分の円内に入っている者からレベルを吸い取り続ける。

 (レベル一以下の場合は継続する。)

 職業、【魔神王】は経験値でレベルが上昇せず、外部からステータスを変化させることは出来ない。『魔神王の魂】と同時に使用することで吸収効率が二十倍される。

 この効果の発動中は問答無用で肉体は【第二段階(セカンド)】の状態を起動し、任意的解除か、【第二段階(セカンド)】解除により初めて本スキルの効果が解かれる。(この時、【第二段階(セカンド)】が使用できない場合、当然【第二段階(セカンド)】は発動されない。)』


 【第二段階(セカンド)】……

 『使用者の心象にあった存在に変化する。《この時、全ステータスが三倍され、レベルが五〇〇〇上昇する。この効果は展開後から、最大二四時間続く。》自身の体力が三分の一になった時と、戦闘終了時以後、十分間内に戦闘行為がない場合に強制的に解除され、解除後、二四時間経たなければ再使用できない。』


 《》内部の内容は【ワールドボス】限定能力である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ