prologue ―序章―
すんません、最近異世界ものハマっちゃいまして、書いてみたいなぁ、と。
で、男性が異世界に行ってハーレム!っていうのが多かったので、女性主人公逆ハーレムにして書いてみようと思いました。
文章下手だし、ストーリーもちゃんと考えていなくて行き当たりばったりで、何より遅筆ですが、期待せずにお付き合い頂ければと思います。
※3/20 サブタイトルに日本訳入れるように修正します。
何故かと言うと、感覚的にテキトーに英語でサブタイトル入れたため、英語が間違っているかもしれないから!!w
失恋した。こっぴどく。
NTRってやつ。
彼を寝取ったのは、私の親友だった女。
信じられる? 私達、まだ14歳だよ?
あのクソビッチ!
「だって、お前、ヤラせてくんねえんだもん」
彼の別れの言葉。
どいつもこいつも、不潔不潔不潔!
ヤラせてくれれば誰でもいいんだ。
今は春休み中。
そして、うちは父子家庭で父は出張中。
父から毎日電話は掛かってくるけれど、それ以外は誰にも邪魔されず、部屋にこもり、布団を被って三日三晩、泣き続けた。
でも今日、父が帰って来る。
そろそろ起きて、買い物に行って、晩御飯を作らなきゃいけない。
布団から抜け出し、シャワーを浴びて着替えた。
目が腫れてひどい事になっている。
まあいっか。どうせ私の事なんて、誰も気にしない。
そう思いながらもリップを塗って前髪で目元を隠した。
自転車のカギ、うちのカギとお財布とスマホ。まとめてエコバッグに突っ込む。
冷蔵庫の中をチェック。常備野菜はある。
今日は面倒くさいから肉と麺を買って来て焼きそばにしよう。
切れているものは、牛乳と納豆と食パンと・・・・・・麺つゆも残り少ない。
頭の中で買うものを繰り返し、家を出た。
買い物を終えた帰り道、めまいに襲われる。
ああ、そういえばここしばらく、何も食べていなかった。エネルギー切れだ。
ブレーキをかけようとしたけれど、手に力が入らなかった。
自転車はふらふらと揺れて、橋の欄干にぶつかる。
前のカゴに入れていたエコバックと、そして私は、川へと放り出された。
街の喧騒がかき消され、聞こえるのはコポコポという音。自分の口から吐き出される気泡。
このまま死ぬのかな、と思った。
お父さん、ごめんなさい。それから、それから敦君。
―――敦、あの野郎!
今、私がこのまま死んでしまったら、あのクズ男とクソビッチは、私が自殺したと思うだろうか。
それだけはごめんだ。
そんな事になったら、クズ男は「そんなに俺に惚れてたのか」とうぬぼれるだろうし、クソビッチは悲劇のヒロインぶるに決まってる。
「ごぼごぼごぼ(ぜったいに)ごぼごぼごぼ(しねない)ごぼごぼ(かみさま)ごぼごぼ~(助けて~)!」
火事場のバカ力というやつだろう。手足が動いた。
水をかき分け、蹴り、私は水面に向かって泳ぎ始めた。
まずはエコバッグを回収する。
お財布も、家のカギもこの中だ。
後は必死に、岸に向かって泳ぐ。
なんとか岸辺に辿り着き、川から這い上がって水を吐き、大の字に寝転がる。
誰かが助けに来てくれるだろう、と、そのまま横になっていたが、聞こえるのは鳥のさえずりだけ。
そういえば、護岸工事もされていなかった。随分と流されてしまったのかもしれない。
不安になり、起き上がって辺りを見回す。
「・・・・・・どこだ? ここ」
見渡す限りの緑だった。
そういえば、まだ3月だというのに、妙に暑い。
濡れた服を着ていても全然寒くない。
しかも、さっきまで日が暮れかかっていたというのに、太陽が真上にある。
まさか、海を越えて南国まで泳いで来てしまったのだろうか?
・・・・・・ないない。
とりあえずどこかの町まで行って、電車で帰ろう。
エコバックを開けて財布の中身を確認した。
「おお! パンが無事だ!」
袋を開けて、食パンをかじる。
3日間も何も食べていなかったのだ。胃がびっくりしないように、ゆっくり、少しずつ。
牛乳のパックを開け、直接口を付けて飲む。
「くはぁ~、生き返る」
エコバックを肩にかけ、食パンと牛乳を手に、川沿いに下流へ向かって歩き始めた。
他に書きかけのとかあるけど気にしないでくださいw
そのうちヒマな時に書くかもしれません。