約束、友達
「はぁ……はぁ……」
とにかく全力で家まで帰った亜樹は、少女に話を聞こうとするが……
「ここがあなたの家ですかでは、流石に家に上がるのも迷惑なのであなたのスマホの中に戻りますね♪」
「おい、ちょっと待てよ!この姿どうしたら戻るんだ?」
亜樹はまだ金髪少女のままだった、
「ああまだ言ってなかったですね♪元に戻りたい時はアンインストールと言えば戻りますよ♪」
「アンインストール!」
元に戻ってひとまず落ち着い亜樹は、
「なあ、アリス別に俺の家俺しか居ないからあがってもいいぞ」
亜樹の家は母親は13年前の災害で亡くし、父親は海外で働いているのだった、
「そうですか、ならお言葉に甘えてお邪魔させてもらいますね♪」
「ああ、それよりもなんか元に戻ってからものすごくお腹が減るし、眠気もかなりやばいからとりあえず家に入ろう」
なんやかんや言って時間は11時をまわっていた、今日はご飯を食べて寝たのだった、
つぎの日目を覚ますとなんだか体が妙に重かった、うっすらと目を開けると……
「はへ?おはようございますアキさん♪」
胸の上の重みはアリスだった寝起きにいきなり美少女の顔ってとても嬉しいシチュエーションなのだが実際にでくわすと、
「なっ?!え??ふぇ?」
と謎の奇声をあげていたアリスは慌てて亜樹から降りた、亜樹は落ち着いた後
「朝から何やってんだよ、てか俺今日学校だから家でおとなしくいてくれよ」
「分かりました♪あなたが昨日戦ったことは絶対にバレないようにしてくださいね♪絶対にですよ〜」
学校行く準備を済ませ出ていったのだった、
学校につくと亜樹にとって嫌な噂がたっていた
「ねえねえ聞いた?」
「なになに?」
「いや~昨日近くの商店街でアルガが出たらしいよ」
「ええ!?でも昨日は何も警報でてなかったよね?」
「そうなの!それでね黒の軍隊がつく前になんだか金髪の少女がオルガを半殺しにしてたって、」
自分の教室についてもその噂でもちきりだった、
「ねえねえアキくん知ってる?昨日なんかあったんだって~」
そう声をかけてきたのはクラスで仲のいい霧月だった
1時間目から4時間目の授業が終わりお昼休みが来ると購買でパンを買いいつもどうり屋上でひとりでパンを食べていた
「なんでひとりで食べるんですか?」
突然な声に後ろを振り向くとそこには家にいるはずのアリスが立っていた
「お前なんてここにいるんだよ」
「だって家にいたら暇だったのでアキさんのスマホの中に入っておきました♪」
アリスと会話していると、町中からサイレンがなり
「警報警報只今公立浜松高校で20分後レベル2、1出現の予測を感知危険ですので焦らず地下シェルターへ避難ください、」
「浜松高校ってここじゃないか!」
亜樹は地下シェルターに行こうと階段を降りてくとアリスに止められ
「何してるんですあなたは戦うんですよ?」
ドカーンという大きな音が響き渡り、警報より10分早くアルガが現れてしまった
まだ避難は出来ておらず校内の人が叫び困惑しながら避難していた
「まずいこのままじゃあ……やるしかないのか」
「アキさん行きますよ、私も援護くらいならできるので、」
グランドに行くと大きなオルガが1体小さなやつが15体ほど出てきていた、そのオルガの中の1体が1人のひとを襲おうとしていた
「霧月!!」
「アキ……くん……」