始まり
なんだか、流されてばかりだけど…。
「盗賊にします。」
日頃からファンタジーな世界に行くことを願う時、戦闘スタイルはスピード型と決めていたのだ。
実のところアサシンも捨てがたい。
だってカッコいいじゃないか。
「これは一度きりの選択ですよ。
ほんと〜に宜しいのですね?」
「はい。」
答えた俺は、落ちてきた時に突如現れた
もう一人の自分について質問してみた。
何か隠しているのだろうか、レーゼは目を逸らし口を【3】にして「な…なんのことですかな〜ヒューヒュー」
何か隠しているのが丸分かりだ!
しかも、口笛下手!
この後、何度も同じことを聞いたのだが
ゼーレは「知らないデェス」の一点張り。
仕方なく俺は諦めることにした。
「じゃあ、現実世界には【帰らなくて】いいんですか?」
ゼーレはゆっくりと首を縦に振ってくれた。
俺はこれから、新しい世界で生きていく事に驚きを隠せない。
「では、これから貴方を異世界へと
お送りいたします」
ゼーレの後ろに白くて大きい扉が現れる。
さあ!冒険の始まりだ!
(……ここが、異世界)
辺りを見渡すと、湖を囲む平原と小さな小屋があった。
《装備》
ソイフォン
筆記用具
財布
どうしろと…。




