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灰色が変われる世界。  作者: 友達
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もう一人

そういえば昨日も地震あったらしいな。

まぁ。俺には関係ないな。

一正は昨日のニュースの事を思い出していた。昼から養成所がある。


「んあ!?時間見間違えたぁぁぁぁ!!」


時計を見て遅刻しそうなことに気づいた一正はヘンテコな声を出しながら颯爽さっそうと家を出る!

自転車にまたがり駅までフルブースト!


「んあああああ!」そして奇声。


駅の近くにあるモールの駐輪場に自転車を置き、駅まで猛ダッシュ!

駅に着いた一正は財布に入れてあるレモンで改札を通ろうとするが引っかかってしまった。

焦った一正は急ぎチャージし改札を通る。


(よし!)


ギリギリ乗れたな。これなら間に合うな。

養成所がある最寄り駅まで30分ほどかかる。その間、エアコンの風にあたりながら

ソイフォンに入っているアニソンを聴く。


(まだ、6月だっつーのになんだよこの暑さ。)


電車内で到着のアナウンスがながれる。


「おっと、着いたな!」


改札を出ると強い日差しが一正を攻撃する。あー…暑い。帰ろっかな…。


(ん?いま揺れなかったか?)


すぐに気にならなくなった一正は歩き始める。交差点を渡れば養成所だ。

信号が青になった一正は足を前に出した。

横断歩道の真ん中辺りまで歩いたその時…。


グラグラグラ…グラグラグラ!


「地震!?」


地震は徐々に強さを増していき。

ドガーン!爆弾のような音が周囲から聞こえてくる。ビルが倒れ始めた。運悪く下敷きになる人。

走ってくる車に轢かれる人がいる。

一正は揺れが強すぎるせいか立てずに、肘を地面につけたままだった。

ずっと下を向いていた顔を上げると目にとまったのが小学生くらいの女の子を守っていた同じ養成所の生徒がいた。


それもつかの間…。彼女たちのいた場所に亀裂がはいり大きな裂け目を見せる。

地割れだとすぐに分かった。

彼女たちは落ちてしまう。

だが、一正は彼女たちが落ちる前に

とっさだったのか助けに行った。

生徒の手を掴むが、生徒は女の子を逆の手で抱えていて上がってこれそうにない。

一正は歯を食いしばり上げようとする。

その時、縦に揺れる地震が襲ってくる。

バランスを崩した一正は…。


(ふっっざけんなぁぁぁ!)


落ちる瞬間に彼女たちを上へ引き上げる。

かわりに落ちてしまう。


(助けなきゃ良かった。)


目をつぶり死を覚悟した直後、全身に突然の痺れが襲い目をこじ開けるとそこには、もう一人の自分がいた。

なんだよこれ…なんで俺が。

しかもボッロボロのいかにも村人が着そうな服を着てるし!

そして、下の方から白い光が差してくる。


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