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分岐するルート

お待たせしてすいません


いろいろ用事がありました。

今回は短めですが…書き溜めておきますんでお楽しみに


色々考えたが、もう何も変わらない。

対立してしまったなら勝てばいい、そんな思考が転生してきた俺にはあった。

もう何十回も転生している、そんな俺が負けるはずない……


気持ちを固めつつ、朝を迎える。

赤ちゃんなんだし、テキトーに能力確認とかしようかね…

そんなことを思っていたが、状況が変わった。俺の体が成長していたのだ。


「なんだよ…これ…」


一眠りしただけで成長とか…あの神様の仕業かね……

時間もそれなりに経過しているようだ、この時は確か…8歳くらいか

ゲイン師匠にアドバイスもらった時だったかな、あの時は派手に負けたなぁ〜


………そう思うとムシャクシャしてきた…

あの時は負けたが、今の俺なら勝てるのではないか?そんな考えが俺の頭をよぎった。


とりあえず話してみないとわからない、ゲイン師匠に聞いてみるか


師匠の家に向かい、話をする。

「師匠!なにか技を教えてもらえませんか?」


「ほっほっほ、師匠だなんて、わしのことをじいちゃんとは呼んでくれないのか?」

「あっ………」


失言だった……この時はじいちゃんって呼んでたっけ。

とりあえず、訂正しておく。

「ごめんごめん、じいちゃん。あのね、技を教えて欲しいんだ。」


「ほう……ファルはワシの技を覚えたいと…いいだろう。ついてこれるなら来い!」


師匠……じいちゃんと手合わせをする

なんて久しぶりなんだろうか……


「行くよ!じいちゃん!」

「全力で来い!ファル!」


見せてやるよ、俺がいろんな世界で覚えた剣技を……


「演武・発牙月照!」

「……!?」


俺は全力を込めて、じいちゃんに向かっていく。

よかった、成長しているから技が使える。

この技は剣を演武として振る舞う世界での技だ。見せるための剣技、相手が魅了されるほど美しいとされた一刀の技だ。


「ファル……そうか……」

じいちゃんは何事もなかったかのように返される。

さすが、元剣王………


すると、じいちゃんの顔にシワがよる。怒っているのだろうか?なぜだ?

すると、怒号の声を上げ始めた。

「お前は誰じゃ…ファルに取り憑いた悪霊の類か?」


すかさず反論する。


「ちげーよ、俺は正真正銘、ファルだよ」


「たわけが!ファルはまだ剣技を習ってすらおらん。そんな若造が使えるはずもない剣技を使得るはずがないだろうが……本物のファルはどこにやった?答えねば殺すぞ……」


冗談じゃない……なぜ殺されなければならないんだ、悪いことはまだしてないぞ。

だが、弁明も聞いてくれなそうだ…なら真実を話して協力してもらうか?

怒りをあらわにしたゲインにファルは話を続ける。


「俺は異世界から転生してきた。元はちゃんとファルだよ。ゲイン師匠のことも知ってるし、何よりこの世界で一度生きている。だから怒られないでくれ…一度話がしたい。」


その言葉を聞かせたからであろうか…ゲインの顔は青ざめた。

さっきまでの怒りをあらわにした顔は何処に行ったのやら…


「そんな話を聞くと思ったか!…………もしや…お前…『禁忌の子』(タブラント)なのか……まさか……わしが殺したことを恨んでいるのか!!」


なんの話だよ……少なくても聞いたことがない…

なにか勘違い起こしているみたいだし、誤解をとかない………

その言葉を話す前にゲインは攻撃を仕掛けてきた。


俺はとっさにその場所から退散する。

今さっきいた場所は大きなクレーターとかしていた。恐ろしい…


「待てって!俺は何もしない!だが、技とかを見て欲しかったのは事実だ!」


「…………」


そう言うとゲインは攻撃をやめた。

わかってくれたのだろうか?


「ここを出て行け……それが見逃す条件だ……」


ああ、なんでこうなった………

ルートがもう違う……

なんで嫌われたのか…そんなことはもうわからない。

これもあの神様のせいか?なら悪質にもほどがある。だが、今回は自分の責任な気がする。


そんな気持ちを持ちつつ、俺は孤児院を出て行った。

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