プロローグ
この作品のコンセプトは「努力」「絆」「愛」でいくつもりです。
感想や指摘を募集していますのでよければお願いします。
「おい!大丈夫か!?」
誰かが声をかけてくる。
ピーピーと鳴り続けている心電図モニター
僕は、死にかけていた。
ここは、ちょっと大きめの病院。
生まれてからほとんどをここで過ごしている。
外の世界なんて俺のはわからない。
もう16年ここで生活している。
いろいろな病気も持っており、上手く身体も動かせない。
何回も手術を繰り返し、俺の身体もボロボロだ。
人影が声を掛けてくる。
「大丈夫だ……心--------な!必ず助か----」
もう聞こえずらくなってきた。
お医者さんには大丈夫、助かるからね。
と言われてきたが、自分が死にそうなのは自分が一番知っている。
もうじき死ぬだろうとは予測していた。
だから余り慌ててはいない。
静かにひっそりと、両親を楽にしてやりたい気持ちで
眠ったように亡くなろうと
そう思っていた。
死は突然来る。
視界が暗転する。
僕は願う。
生まれ変わったら………運動をしてみたいなぁ……
めいいっぱい動けて、友達も作りたい。
眠くなってきたな………
おやすみなさい。