[0]経緯
[0]西暦2305年12月31日、西暦年号が廃止。新たなる年号『Advane/アドバンス』が制定された。
次日、アドバンス1年1月1日となった。
アドバンス2月3日、世界の1/30の人口を移動大型スペースコロニーで宇宙へ移り住ませた。計画は成功。
アドバンス5月22日、長年人類が練りに練った火星移住計画を行った。この計画では約三千万人の人々が移動大型スペースコロニー10台が火星へ向かった。
この計画こそが地球に存在する人類を破滅へと導いた。
火星移住計画が行われてから9日、火星へ向かった移動大型スペースコロニー10台との連絡が世界をまとめる『地球連邦政府』と取れなくなる。
地球連邦政府は翌日、全世界の人々に計画の失敗を伝えた。つまり、『失敗した』と判断したと言う事。計画した人間の名は何故か消えた。
アドバンス5年5月22日、謎の戦艦が地球経済都市『日本・東京』に上陸。戦艦に配備されていた仮想上の有人ロボット兵器、モビルアーマーによって、東京は旧暦で起きた人類の過ちの出来事、第二次世界大戦『太平洋戦争』と同じ風景と化した。
地球先進国『日本』は全世界に協力を仰ぎ、何とか撤退させたが、死んだ民間人や兵士を数えると日本人口の半数となった。
地球連邦政府は謎の敵を『Advance Destroyer』、時代の破壊者とし、襲撃されることを想定して、『地球連邦軍』を作った。
そしてその敵に対等に対処できるように、敵が残していったモビルアーマーの残骸を解析し、地球連邦軍のモビルアーマーを造りだした。
これにより、『Advance Destroyer』と『地球連邦軍』との静かな戦争といつか起きる人類の過ちの戦争が今始まる。