表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/14

~津軽、魔法使うってよ。~


~津軽、魔法使うってよ。~



早速壁にぶち当たる。

どうすればいいんだ。


魔法を発動するには。

詠唱が必要。だいたい詠唱がいる。

私が読んできた小説は、大抵詠唱有りだった。

そして主人公は無詠唱を使って、「あいつ、無詠唱だと!?」ってなるの。


そう、無詠唱は主人公スキルなのだ。


私?モブですね。

無詠唱は、ムリ。

だと思う。

ってかそもそも、詠唱文知らない。


そこなのだ。

詠唱ありきでも、文知らない。


無詠唱もクソもない。


他の方法を考える。

記憶を漁る。

魔法を使った小説はー…。

あ、魔力を操作する事で魔法を発動するパターンもがあるじゃん。


え、魔力操作?

やべぇ、そんなスキルあった気がする。

魔力操作、天の声(仮)さーん。


…。


あれ、ないのかな?

むむむ…。

じゃ、火魔法はー?


『スキル:火魔法がスキルポイント500を使って取得できます。取得しますか?』


…。


詰んだ。

これは詠唱ありきだ。

ってか文があっても私に読めるのか。


そうだ、前人と出会った(?)時になんで私は理解出来たのか。

日本語が使われてるのか?

それなら便利だけど。


つーか、スキルポイント500を私はドブに捨てた。

今のところは、だが。




いや待て、考えろ。

詠唱はなんのためにするのか。

なぜ無詠唱が出来るのか。

その理由を考えろ。


…………。


そうだ!

詠唱は魔力を操作する一連のパターンを簡略化したものだ(と魔力に精通していたとある魔法使いが言っていた気がする。)

要は魔力の流れを言葉によって操る、という事だ。

これは自分で意識して魔力を操らなくて良い。

火の玉だったら。

火の玉を出現させる→大きさを指定する→方向指定→勢い指定→射出。

これを自動にやってくれる。

だから楽。


それに対して無詠唱。

無詠唱は、その魔力操作を自分で意識して行うのだ。

無意識に言葉で操っていたものを、自分自身で操る。

火の玉の例だと、あれを全て自分でやらないといけない。


火の玉を出現→大きさこれぐらいかな→向こうに飛んでいけー→早さは、そこそこ早く→オラァ!


はい、長い。

この1連が、どれだけ難しいのか。



ちょっとラジコンを想像してみて欲しい。

あれはコントローラーで動かしている。

でも、あれをコントローラーなしで動かせと言われたらどうだろうか。

勿論触らずにだ。

不可能に近いだろう。


そんなところだと思う。



真面目に考えると頭痛い。

知恵熱でるるるるるるる。





数分何もせずボーッとしていたら、楽になった。

普段動かさない頭を無理に動かすのは良くないね!


さて、無詠唱は理論上可能。

でもそれは魔力の流れを感じないといけないのだ!

んで、魔力の方だがこれも二パターンあったはず。

一つは体内魔力。

もうひとつは体外魔力。


ま、読んで字のごとくですなぁ。


体内魔力は、違和感があるはず。

ってことで、魔力っぽい力を込めてみる。

うぬぬー…ってやってみる。


うん、わかんない!


あ、探知とかで分かったりできるのかな?

でもあれあんまり使いたく無いんだよねぇ…。

範囲指定出来るかな?

やってみないと始まらないか。

範囲指定、自分の体で:探知:!


うおお、情報量すくなーい。

なにこれ楽ー。

ん、何かうごめいている。

うぬぬーって牙に魔力を込めてみる。

おおおおお、牙の部分が赤くなった!

これが魔力か!


あれ、でどうすんだ?


これを使うのか?

土魔法だから、土の塊を出現させるイメージを。

小さめでいいかな。

その時に、体内魔力を外に出してみる、イメージをする。


うぬぬぬぬぬ。


おおおおおおおおおおおおお!

出た!

土の塊でた!

次だ!

大きさはこのままで!

真正面で、勢いはMAXで!


ゴオオオオオオオ!



ズドォォォォォオオン!!




…え?


ちょいちょいちょい。

クレーター出来たんだけども。


…魔法コワイ。


ってかすごい眠い。

妙に疲れた……。

今日は寝よ…、考えるのは明日…。

誤字脱字、読みづらい表現ありましたら教えてください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ