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~津軽、スキルに目覚める~

~津軽、スキルに目覚める~


うへへへへへへへ……





……はっ!?

異世界だという事を知って、なんか変な笑いが出てしまっていたようだ。

楽しいねー、異世界っていいねー!

スキルだって!スキルだよ!


1度でもRPG系のゲームをやったことがある人はわかるはず!

こう、「マヒャ〇デス!」とか言いながら両手を突き出したりしたでしょ?


その妄想が叶う時が来たのですよ。

もう最高、神様に感謝感激雨嵐ですよ!


すごい嬉しいということが伝わったかな?

本題に入ろう。



この世界で本気で生き残ろうと、私は思ってる。

だからこそ、ここで真剣にならないといけない。

スキル振りミスって、捨てキャラになってしまった子達が何人いることか……!(ネトゲの話)

そう、スキル振りの重要さを知ってるだ。


下手にロマンスキルに振るとその時点で積みかねない。

スキル一覧とか見れるのかな?


『現在のスキルポイント5000で、取得できるスキルの一覧を表示しますか?』


……スキルポイント5000?多いのか少ないのか分かんない……。

判断材料が少なすぎるな。

これも現状辛いところかぁ……。

この世界のこと、私まだ何も知らないもの。

いっそのことド〇クエとかファ〇ナルファン〇ジーみたいな世界観だったら、すぐ理解できるんだけどなぁ……。


話がそれたね。

取り敢えずスキル一覧は見れるようだ。

見せて!


『取得可能なスキル一覧を表示します。』


おっ、きたきた。

……多いなー、なにこれー。

ざっと1000個はくだらないなー。

目通すだけでどれだけ時間取るか……

必要そうなやつだけ取り敢えずピックアップだ!





……はぁ……。

多かった。まじ多かった。

こう、メイプル〇トーリーみたいにスキルは簡潔に纏まってるものかと思ってた……

まさかMS並に数があるとは……

でも、必要そうなスキルはピックアップした!

それが、これだ!


探知、鑑定、察知、筋力強化、忍耐強化、痛覚耐性、異常状態耐性、毒攻撃、えとせとら……


多いよね、必要そうなやつでもこれだけある。

これ全部取って、スキルポイントいくらになるんだろ。

5000は超えるな……。


よし、決めた!


『スキルポイント600を使って、探知を取得じす。』

『スキルポイント600を使って、鑑定lv.1を取得します。』

『スキルポイント100を使って、筋力強化lv.1を取得します。』

『スキルポイント100を使って、忍耐強化lv.1を取得します。』

『スキルポイント200を使って、痛覚耐l性lv.1を取得します。』

『スキルポイント200を使って、異常状態耐性lv.1を取得します。』

『スキルポイント200を使って、毒攻撃lv.1を取得します。』

『残りスキルポイントは3000です。』


よし、無難だね。

魔法系スキルが全くないのは、属性を気にしたからだ。

種族が水で火の魔法を使おうとしたらあまり威力が出ない、そもそも取得が難しい。

なんて小説を読んだことがあるのだ。

だから、魔法系は自分の属性を知ってからかその属性の魔法を取ろうと思ってる。


さて、一つずつ試しますかねぇ。

まずは、:探知:!


『壁』『壁』『壁』『壁』『壁』『壁』『壁』『壁』『壁』『壁』『床』『床』『床』『床』『床』『床』『床』『床』『床』『蜘蛛』『蜘蛛』『蜘蛛』『蛙』『蛙』『蛙』『蛙』『蟻』『蟻』『蟻』『蟻』『蛾』『蛾』『蛇』『蛇』……


アイエエエエエエエエエエ!?


停止!停止!


ふぅ……。


なんじゃありゃぁ……。

房忍者の作品の掛け声的なのが出てしまった……。

探知、思ってたのと違う……。

もう少し……こう……マッピングみたいな……


ん?マッピングってスキルなかったっけ?


『スキル:マッピングlv.1 がスキルポイント500で取得出来ます。取得しますか?』


あ、あった。

取得取得。


『スキルポイント500を使って、マッピングlv.1を取得します。』


来た。

:マッピング:!


……おぉ。

私が歩いてきた道、全部マッピングされてる……。

ってかどんな歩き方してるの。

同じところグルグル回ってるし、上じゃなく下に向かってるし。

私は阿呆かな?


……気を取り直して次だ。

次のスキルはー、:鑑定:!


……なんもおこんね。

あれか、対象ちゃんと指定するやつか。


では、ここは自分の事を念じて……:鑑定:!


『 ミニマムレッサーアント

名前 無し(津軽真希波) 』


え?ちょいちょいちょい。

これはないわ、酷い。

種族と名前しかわかんないとか……


しかも、名前なしとかなんなん!?

津軽真希波って名前が()括りされてるし!



へこむわー……

スキルにlevelあるっぽいのが唯一の救いだわ……。


ん?ちょっと待て。

落ち着いて、心を鎮めて……。

はっ!:探知:!


『壁』『壁』『壁』『壁』『壁』『壁』『壁』『壁』『壁』『壁』『床』『床』『床』『床』『床』『床』『床』『床』『床』『蜘蛛』『蜘蛛』『蜘蛛』『蛙』『蛙』『蛙』『蛙』『蟻』『蟻』『蟻』『蟻』『蛾』『蛾』『蛇』『蛇』……


停止!停止!


『探知のスキルレベルが2に上がりました。』


ふぁ!?


あ、あがった。

わーい。


あ、重要なのはそっちじゃない。

重要なのは、そう。


探知の内容だ。

私はてっきりここを蟻の巣だと思ってた。

実際ここまで来るのに出会ったのは蟻だけ。

でも探知の結果は……

蜘蛛だの蛾だの蛇だのが混ざってる。


これは、ちょっと早くここをでないと詰むんじゃない……?

スキルポイント収支ミスで、マッピングの修整をしました。


便利なスキルですが、色々大変なところものちのち出していくのでこのスキルポイント量で行きます。

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