津軽、精神世界へ。
今作は、この話をもって終了しております。
作者自身あまり納得いってなかったので、新作を改変投稿しております↓
http://ncode.syosetu.com/n1587dh/
よろしければ新作のほうも読んでいただければ幸いです。
~津軽、精神世界へ~
……
は!?
………………は?
え、ここどこ。
たしか私は、暗い暗い洞窟にいたはずなんだけれども。
眼下には、とても明るく何も無い真っ白な世界が存在していた。
ってあれ?人間の姿になってる。
え、私死んだの?
進化の不可に耐えきれずに死んだの?
「君はまだ死んでないよ。」
あ、そうなの?安心安心。
「それに、今の君の姿は前世の姿だよ」
あ、ホントだ。
足つきとか、この胸の平らさとか……って何言わせるんじゃい!
勢い余ってそこにいた゛人゛を殴っていた。
「え?僕なにかした?」
あ、ごめん。
勢い余って殴っちゃった。
てかあなた誰?
「分かってなかったの?僕は天照大御神。他にもゼウスとか呼ばれてるね。」
全知全能の神がここにいらっしゃる!
「全知全能って…僕にも知らないこと、分からないことはあるよ?」
神がわからないってなにそれ怖い。
「僕でも、管轄外の世界のことは分からないよ」
管轄外とな?
「創造の時に居合わせなかったところとか」
居合わせてたら管轄内なのか。
「口出ししたら、のほうが正確だね」
ってことは、だよ。私のいる世界は地球とかとは全く関係のない世界ということか。
「ソユコト」
神軽いなーおい。
「死んだ時の事覚えてる?」
死んだときのことというと、光のやつか?
「それそれ。あの光ね、今君がいる世界の魔法が次元を超えて飛んで行っちゃったやつなんだよね。」
次元超える魔法・・・怖すぎない?
「あぁ、普通は超えないよ。ちょっとした魔法同士の衝突があっていろいろバグみたいなのが起こっちゃってね」
世界でバグって起きるのか。
「起きる起きる。地球で言うと超能力者とか、あれバグなの。仕様じゃない」
そうなの!?
「地球作ったとき、そーゆー類の能力的なのは全部封じたんだよ。でも何かの拍子で出現したりするんだよね」
はーへー。
「どうでもよさげだね」
ぶっちゃけね。もう地球とはお別れしてるわけだし。
・・・ん?そしたら私の転生もバグじゃないの?
「あぁ、それに関しては僕が起こしたからバグじゃない」
なにゆえ
「魔法止めれなかったから、かな。本来だったら止めれたんだけどちょっと野暮用で席外してて気づいたら死者が出てたっていう」
なにそれつら
「だから罪滅ぼし的な感じ。止めれなくてごめんね」
なるほろ。
まぁ、結果楽しいしいいよ。
頭あげて、神に頭下げられるとか祟られそうで怖いから。
「ありがと」
気にしない!人間誰でも失敗あ・・・君神か。
「そうだよ(笑)。でも良かった。元気そうにやってて」
もう元気バリバリ。魔法楽しい、異種族楽しい。
「はははっ。今日はそれが言いたかったのさ。それじゃぁまたね」
ばいばーい。