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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
88/375

~87~

 ギルドに行く途中に、男子寮で話をしていたことをリンブルが話し出す。


「さっき部屋で話してたんだけど、リューはギルドに登録してるんだって。」

「なら先輩ね。なんでも聞いたらいいのかな?」

「私も聞きます。」


 色々と盛り上がり、男子寮で話したことなどをまた喋りながら歩いた。


「ここがギルドだ。」

「プワソン案内ありがとな。では、いざゆかん!」


 プワソンの案内によりギルドに到着し、あまりの嬉しさでなのかリンブルの口調が可笑しくなっていた。


「ここがギルドか・・・。意外と広いな。」

「ここは広いけど、他の街はもう少し小さいよ?」

「リューが登録したのはマルテの街だっけ?」

「うん。色々とギルドの人にはお世話になったよ。」


 話しながら奥に進んでいき、受付に到着した。

 幸運なことに、いつもの受付嬢だった。


「すいません。ギルド登録したいんですけど。」

「ギルドの新規登録ですね?ではこの用紙に記入してください。書くのはあちらのカウンターでお願いします。」

「すいません。俺は登録しているのですが。」


 皆が用紙に記入している間に、受付で話をした。


「では、ギルドカードを見せてもらえますか?」


 知らないために受付嬢はよそよそしい態度で接してくる。

 受付嬢の内心はこうだ。


『こんなイケメンに出会ったことないけど、ギルド登録は終わってるっていうし・・・カード見たらわかるよね?』


「わかりました。ただし、大きな声を出さないって約束できますか?」


 顔を近づけて、小さな声で話をする。

 もちろん受付嬢は顔を真っ赤にして首をブンブン振っていた。


「では、お願いします。」


 カードを渡し、受付嬢は確認をすると、驚愕の顔をした。


「!!!確認できました。今日は付き添いですか?」

「はい。学友が登録に行きたいというものですから。」

「学生・・・ですか?」

「こんなのですが、学生ですよ?」

「いえ!決して老けているとかそういう意味では・・・。」

「大丈夫です。冗談ですよ。」


 少し談話をしていると、皆が書けたようで受付に戻ってきた。


「何々?受付嬢を口説いていましたの?」

「そんなんじゃないよ。ギルドカードを確認してもらっただけ。」

「そうですね。確認をして、依頼をどうするのか相談されていたところです。」

「さ!早く用紙を出してカードを発行してもらわないと。」

「そうですわね。」


 皆用紙を一人づつ出していく。


「それでは席に座って少々お待ちください。」


 席で座っているのもなんだかと思い、ギルドの掲示板を見に行くことになった。


「これはどこからが私たちが出来るのだ?」

「えっと・・・ここからここまでだよプワソン。」

「なら、今日受けてできるのは薬草の採取ってとこだな。」

「そうなるね。それに初めての依頼では薬草摘みになるから。」

「なんでですの?」

「薬草を知っているのと知っていないとでは、生存率が大きく変わってくるのさ。だから、どれが薬草でどれが毒草なのか見極めないといけないんだ。」

「難しいですの?」

「いや。覚えたら簡単だよ。」


 これから受ける依頼についてのプチ講義が始まった。


「では、薬草だけど・・・目印はこの葉の形と茎かな?葉はギザギザで、茎は青いんだ。反対に茎が赤いと痺れ草になるから注意して?」

「わかったわ。見本があって説明してくれたら覚えるわね。」

「探し方は自由だけど、あまり奥に行かないように気を付けてね?奥に行くと素個室用魔物が現れたりするから。」

「「「「「は~い。」」」」」


 薬草についてを少し講義して、終わったところで受付から声がかかった。


「お待たせしました。新規登録で来られた、プワソン様、リンブル様、エクラ様、ベリエ様、レオーネ様カードの発行が済みましたので、受付までお越しください。」

「お!意外と早いな。じゃあ、受け取るついでに依頼を受けようぜ?」

「そうね。そうしましょう。」


 受け取りに受付まで行った。


「お待たせしましたこちらがカードになります。」

「ありがとうございます。そして、このまま依頼を受けたいのですがいいですか?」

「構いませんよ。何を受けますか?」

「この薬草採取のを。」

「かしこまりました。リュシオル様がいますので大丈夫かと思いますが、森の奥には入らないように気を付けてください。」

「わかりました。」


 代表してプワソンが全部の受け答えをしていた。


「では、薬草についてはリュシオル様から聞けば大丈夫です。お気をつけて。」

「ありがとうお姉さん。」


 にっこりと笑う受付嬢を後にして、ギルドを出た。

 その後の受付嬢はというと・・・。


「あぁ・・・・素顔が見れた・・・。ちょっと休憩貰います・・・。」


 そういって奥に引っ込んでいき、控室で一人言が始まった。


「いやいや。素顔が見たいって思っててこのチャンスそしてこの不意打ちはやばいでしょ・・・。そしてカッコよすぎるし・・・。あの抱き着いた時の匂いが少ししたからまさかって思ったけど、学生だったとは・・・。それにしてもあれはダメでしょ・・・。内緒話なんて・・・。きゃ~~~~!!!思い出しちゃった!!もう抱き着きたかったけど耐えた私!これは内緒だから言えないけど・・・これは優越感に浸れるわね・・・。」


 弾丸トークで喋っていた。

 休憩から帰ってきた後も顔が緩んでいたとか。




明日はダンスを2レッスン受けようと思う・・・。

死ぬかな?ww

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