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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
85/375

~84~

 食堂に着くと人でごった返してた。


「これはすごい数だな。食べれる席あるのか?」

「とりあえず、食べ物を買ってから考えよう。」


 食券売り場に並び、順番を待つことに。


「いらっしゃい。初めて見る顔だから、新入生かな?」


 順番になり、声をかけられて顔を見てそう言われた。


「一人一人の顔を覚えているのですか?」

「そうだよ~。伊達にここで働いてないよ。まぁ私のことは食券のおばちゃんでいいよ。じゃあ、学生カードを出してくれるかい?食券は学生カードで購入するのさ。」

「後で請求されることになるんですか?」

「そうさ。毎月払ってもいいし、一年まとめてでもいい。ただ、払わなければずっとその借金を背負うことになる。ここを卒業した後は、大体は強制的に支払いが始まるのさ。」

「なるほど。中々なシステムですね。」

「さぁ出して見せてくれるかい?・・・あら、あんた達はSクラスなのかい?じゃあさっきの心配はいらぬお世話だったみたいだね。」


 リュシオルたちの学生カードを見て、食堂のおばちゃんは言葉の訂正した。


「そんなことないですよ。ご忠告ありがとうございます。」

「じゃあ、これが券だよ。これをあっちに渡して好きなセットを頼むんだよ。」

「はい。ありがとうございます。」


 券を貰い、進むとメニューが3種類あった。

 肉・魚・野菜とメインメニューがあり、選んで食べるようだ。


「俺は肉かな?」

「オレも~。リューと一緒で肉!」

「私は魚にしよう。」

「私は肉にします。」

「わたしは魚よ。」

「わ・・・私は野菜で・・。」

「悩みますが、魚にしますわ。」


 それぞれメニューを決めて注文する。

 順番にしかも迅速に出来上がって渡された。


「食べる場所だけどどうする?ここはいっぱいだよな~。」

「あ・・あの!ここどうぞ!私たちはもう終わったので!」

「ん?いいの?ありがとう。」


 先に食べていた女の子たちが席を譲ってくれると言ってくれたので、リュシオルは素直に感謝をしてとびっきりの笑顔で返事をした。

 リュシオルのその顔に女の子たちは顔を真っ赤にしていたが、リュシオルはスルーする。

 食べ終えて、教室に戻り残りの授業を終えて寮に帰ることになったのだが、リュシオルとルーチェはみんなと別行動をすることにした。


「先に帰ってるからな~。」

「あぁ。夕食までには帰るよ。」


 皆と別れ、物陰に隠れて変装する。


「さて、ギルドに行きますか。」

「はい。」

「ギルドで依頼を受けるのですか?」


 アルシュは念話の会話を聞いていなかったのでハテナを浮かべていた。


「ごめんごめん!アルシュは分からなかったよね。ルーチェからの報告でギルドに依頼が溜まっているって聞いたから消化をしに。」

「それなら数が多いのでは?」

「頑張れば20ぐらい終わるんじゃない?」

「20ですか?!移動距離とか考えたら無理ですよ!」

「それが可能なんだよね~。じゃあ、捕まって?」


 ルーチェは知っているので何事もなくリュシオルに捕まる。

 一方、わかっていないアルシュは不思議そうにしながら体に触れた。

 触れたのがわかった後、リュシオルは魔法を発動し、ギルドの一角に転移した。


「これは転移ですか?!」

「そうだよ~。びっくりした?」

「びっくりも何も使えるのなんてほんの一握りです!」

「全部を合わせての話だろ?」

「それもわかっておられるのですね・・・。」

「細かいことは気にしない。さぁ依頼を受けるよ?」


 受付まで進み、依頼を出してもらう。


「シャドーブラック様とシャインゴールド様ありがとうございます。これだけあるのですがどれまで消化できますか?」


 受付嬢も慣れたのか、大量の紙束をごそっと出した。


「ん~。ちょっと見せてね~。おっとこれは場所がバラバラに並んでる?お姉さんすいませんが場所別に分けてもらえますか?」

「かしこまりました。少しお待ちください。」


 数分も待たないうちに色付き紙を挟んで分けて出てきた。


「王都から近い順で分けました。」

「どれからやってほしい?」


 難易度の高い物や様々な依頼が混ざっているが気にせず場所で受付嬢に聞く。


「では、こことここの依頼をしてほしいです。」

「全部で18か・・・わかった。受けるよ。」

「ありがとうございます。討伐部位だけ・・・あっ!そのまま見せていただいたら大丈夫ですのでお帰りになったら声をかけてください。」

「いつもありがとうね。この依頼の紙貰っていくね?じゃあ行ってくる。」


 受付の場所から2人と一匹が転移して行った。

 依頼も順調に分刻みレベルで終わらしていく。


「これで最後っと。帰るよ~。」

「本当に終わらしてしまった・・・。規格外ですね・・・。」


 アルシュはため息を漏らし、リュシオルの傍に行った。

 ギルドに転移をして、受付のお姉さんに声をかけに行く。


「ただいま~。」

「おかえりなさいませ。いくつ終わりましたか?」

「ん?全部終わったよ?」

「Sランクが3つあったんですが・・・。シャドーブラック様には関係ないですね。では、解体場に行きましょうか。」


 解体場に行き、依頼で討伐したのを順番に出して見せていく。



なんか食べてばっかりな気が・・・m(__)m

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